軍隊・エージェント

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【凡作】ティアーズ・オブ・ザ・サン_最後の爆破だけ面白い(ネタバレあり・感想・解説)

(2003年 アメリカ)深刻な雰囲気こそ漂っているがドラマの詰めは甘く、特殊部隊を出しているのに見せ場が少なく、何とも期待外れなアクション映画なのですが、無慈悲な大爆破で締めるラストで取り戻しています。戦争映画における航空支援とは本当に良い...
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【良作】アウトロー(2012年)_ハードボイルド界の寅さん(ネタバレなし・感想・解説)

(2012年 アメリカ)原作とイメージが違いすぎるなどと批判の多い作品ですが、純粋にサスペンスアクションとしてよくできている上に、トム・クルーズの非凡な存在感がジャック・リーチャーというキャラクターにもマッチしていて、私は好きな作品です。 ...
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【良作】キラー・エリート(2011年)_息詰まるプロ同士の攻防戦(ネタバレあり・感想・解説)

(2011年 アメリカ)殺し屋vs元SASという素敵なカードが実現したアクション映画ではあるのですが、ロバート・デ・ニーロとクライヴ・オーウェンが殺人マシーンを演じたことでドラマ性が発生しているし、ストーリーは国際政治のダーティさを反映した...
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【良作】プルーフ・オブ・ライフ_玄人の人質交渉術(ネタバレあり・感想・解説)

(2000年 アメリカ)ラッセル・クロウとメグ・ライアンが映画の内容さながらに不倫した映画として有名なのですが、実際にはプロの交渉人の技が描かれた硬派なサスペンス映画であり、クライマックスには一大コマンドアクションも繰り広げられ、なかなか見...
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【凡作】アサシン 暗・殺・者_可もなく不可もなく(ネタバレあり・感想・解説)

(1993年 アメリカ)リュック・ベッソン監督の『ニキータ』(1990年)のハリウッドリメイクであり、前作で論理的におかしかった部分の補正が為されており、随分と見やすくなっています。その一方で湿っぽさは減少しており、望まない殺し屋業を背負わ...
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【凡作】ニキータ(1990年)_コスパの悪い殺し屋(ネタバレあり・感想・解説)

(1990年 フランス)リュック・ベッソンの映画にリアリティを求めるのは筋違いかもしれませんが、それにしても本作の殺し屋像はあまりにも筋が通っていなくて、気持ちが話に入っていきませんでした。ハリウッドでリメイクされたほどなので世界的には良作...
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【良作】RONIN(1998年)_殺伐としたプロの世界が魅力的(ネタバレあり・感想・解説)

(1998年 アメリカ)70年代の空気を纏った90年代のアクション映画。シブイ親父軍団が画面を席捲し、CGを嫌った監督によるガチンコスタントが炸裂して、なかなか目を楽しませてくれます。また殺伐としたプロの世界の構築にも成功しており、その本物...
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【良作】ランボー ラスト・ブラッド_熱く激しい怒りの物語(ネタバレあり・感想・解説)

(2019年 アメリカ)シンプルで力強い物語とブルータルな見せ場が融合した見事なアクション映画でした。物語はテンプレ通りに盛り上がっていき、クライマックスの戦闘で大爆発する。最高でした。 あらすじ 前作ラストでアリゾナの実家に戻ったランボー...
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【良作】ランボー3/怒りのアフガン_見ごたえあるアクション大作(ネタバレなし・感想・解説)

(1988年 アメリカ)本作の置かれた政治的微妙さはこの際置いておくとして、アクション映画としては非常に充実した内容となっています。世間的にはシリーズ中もっとも評価の低い作品らしいのですが、十分面白いアクション映画だと思いますよ。 © Tr...
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【駄作】ランボー/怒りの脱出_アクションとテーマが打ち消し合っている(ネタバレあり・感想・解説)

(1985年 アメリカ)天下のキャメロンが脚本に入っているだけあって、味方に裏切られたりヒロインを亡くしたりと結構いろいろある話なんですが、勧善懲悪の単純な構図と単調なアクションがそれらをすべて消し去っています。加えて、テーマがテーマなので...
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【傑作】ランボー_アクションと社会派ドラマのハイブリッド(ネタバレあり・感想・解説)

(1982年 アメリカ)素晴らしいアクションと社会派ドラマの折衷。それをここまで見事にやり遂げた例は映画史上ほとんどありません。私は正真正銘の傑作だと思っています。後に、スタローンが兵役逃れのためにスイスに逃げ込んでいたことを知っても。 あ...
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【良作】ラスト・キャッスル_作戦が描かれた知的な軍事アクション(ネタバレなし・感想・解説)

(2001年 アメリカ)軍刑務所での暴動を描いた珍しい映画なのですが、作戦を立てて相手を出し抜くという後半の見せ場がとにかく面白く、ちょっと長めの上映時間の映画ではありますが(132分)、見る価値は十分にあります。 © 2001 Dream...
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【駄作】ダブルチーム_ミッキー・ロークの無駄遣い(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)豪勢な見せ場の連続なので楽しみたいという思いはあるものの、誰が誰を狙っているのか分かりづらい下手くそな編集のせいで見せ場がつまらないものになっているし、私怨vs私怨の構図も有効に機能していません。 ©Sony Pic...
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【凡作】ザ・コマンダー_Vシネ相応の面白さはある(ネタバレなし・感想・解説)

(2005年 アメリカ・ルーマニア)特殊部隊のヴァンダム隊長が銃弾の雨を降らせる話かと思いきや、さほど活躍しないのでヴァンダミングアクションとしては不発です。ただし軍事車両や戦闘ヘリはいっぱい出てくるし、コストのかかっていない場面は適当なの...
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【良作】ザ・ロック_マイケル・ベイの最高傑作(ネタバレあり・感想・解説)

(1996年 アメリカ)音楽と映像が混然一体となった見せ場はMTV出身監督ならではの完成度だし、アクションでドラマを語るということもできており、2時間たっぷり楽しませてくれます。見てくれ重視の映画なのでたまにおかしな部分もありますが、つっこ...
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【駄作】ブロークン・アロー_ジョン・ウーの無駄遣いが目に余る(ネタバレあり・感想・解説)

(1996年 アメリカ)緊張感なくダラダラと続く追いかけっこに終始したジョン・ウー史上最低作品。本作のプロデューサー達はジョン・ウーに銃撃戦をほとんど撮らせないという愚を働き、ヘリコプターだけがやたら景気よく爆発するという、ヤン・デ・ボンや...
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【全6作】ミッション:インポッシブルシリーズはどれを見るべきか【ぶっちゃけレビュー】

今やアクション映画の老舗フランチャイズの一つとなった感のある『ミッション:インポッシブル』シリーズですが、数が多すぎる上に途中からタイトルのナンバリングもなくなって、新規参入者にとってはどれを見ればいいのかが分かりづらくなっています。 そこ...
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【駄作】コラテラル・ダメージ_社会派と娯楽の隙間に挟まった映画(ネタバレあり・感想・解説)

(2002年 アメリカ)シュワの演技力不足がはっきりと表れた映画でした。悲しみに暮れる消防士には決して見えないし、怒り狂った演技は滑稽に映りました。作品的にも、深遠なテーマを掲げかけはしたが結局下ろしたり、見せ場も盛り上がり切らない中途半端...
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【凡作】トゥルーライズ_作り手が意図したほど楽しくはない(ネタバレあり・感想・解説)

(1994年 アメリカ)スペクタクルの巨匠キャメロンの手腕が爆発したアクションは楽しめるものの、笑えないコメディが足を引っ張っており、作り手が意図したほど楽しい映画にはなっていませんでした。 ©Twentieth Century Fox あ...
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【良作】U・ボート(劇場公開版)_驚異的な臨場感(ネタバレあり・感想・解説)

(1981年 西ドイツ)ドラマ性の高さと同時に高い娯楽性も維持された理想的な戦争映画であり、非英語圏の作品としては例外的にアカデミー賞の主要部門にノミネートされたという高評価にも納得がいきました。本作にはいろんなバージョンがあるのですが、コ...
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【傑作】ミッション:インポッシブル/フォールアウト_ここ数年で最高のアクション(ネタバレあり・感想・解説)

(2018年 アメリカ)見せ場には何一つ平凡なものがなく、見せ場と見せ場を繋ぐ物語もスムーズであり、後半に向けて計ったように盛り上がっていく。つまり、理想的なアクション映画ということです。 ©Paramount Pictures IMAXに...
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【凡作】ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション_計ったように盛り下がっていく(ネタバレあり・感想・解説)

(2015年 アメリカ)トムが離陸する飛行機にしがみつくイントロは物凄い迫力で本当に驚いたのですが、そこから見せ場はどんどんスケールダウンしていき、最終的にロンドンでの地味な追っかけっこで終わるという構成のマズさで失敗しています。 ©Par...
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【良作】ミッション:インポッシブル/ ゴースト・プロトコル_面白いけどややこしい(ネタバレあり・感想・解説)

(2011年 アメリカ)トムの常軌を逸したスタントが始まったのは本作から。オリジナリティ溢れるデスウィッシュアクションを高密度のストーリーの中で見せるという本シリーズのフォーマットはようやくここで確立しました。ただし物語が複雑すぎるきらいが...
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【良作】ミッション:インポッシブル3_面白いアクション大作(ネタバレあり・感想・解説)

(2005年 アメリカ)前作・前々作と比較すると格段に面白くなっています。見せ場の連続でストーリーを語り、ギミックは豊富で、肉体だけではなく頭も使い、そしてイーサンはちゃんとチーム戦をやっている。素晴らしいアクション大作だと言えます。 ©P...
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【駄作】ミッション:インポッシブル2_シリーズ随一の駄作(ネタバレあり・感想・解説)

(2000年 アメリカ) 汚い男をかっこよく描くのは天才的なジョン・ウーですが、元からきれいにまとまっている男をかっこよく見せるのは苦手だったようです。本作のトム・クルーズは美しいんだけど、かっこよくはありません。 あらすじ 強力な殺人ウィ...
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【凡作】ミッション:インポッシブル_話が分かりづらい(ネタバレあり・感想・解説)

(1996年 アメリカ)話が複雑な割に謎解きの面白さが伴っておらず、見せ場の数が多いわけでもなく、実はあまり面白くない映画。ただし国際的な諜報戦という「スパイ大作戦」らしい趣がもっとも残っているのが本作なので、このパリっとした雰囲気自体を味...
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【駄作】アイガー・サンクション_イーストウッド最低作(ネタバレなし・感想・解説)

(1975年 アメリカ)登山場面でイーストウッドが全精力を使い果たしたのか、話が全然面白くないというか支離滅裂というか出鱈目というか、とにかく酷いことになっています。イーストウッドの作品中でもワースト作品だと思います。 © Universa...
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【良作】ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場_王道パターンが気持ちよく決まっていく(ネタバレなし・感想・解説)

(1986年 アメリカ)アメリカ海兵隊で数々の武勲をあげてきたが、平時においては居場所を失いトラブルメーカーになっていたトム・ハイウェイ一等軍曹に辞令が下され、古巣である第二偵察大隊内の小隊を任されることになった。当該小隊は問題児ばかりの落...
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【凡作】クリムゾン・タイド_艦長の主張、おかしくないですか?(ネタバレあり・感想・解説)

(1995年 アメリカ)トニー・スコットによるテンションの高い見せ場や、アカデミー賞俳優同士による演技合戦など見るべき点はあるのですが、基本的な話がありえなさ過ぎて、面白さはさほど感じませんでした。 Hollywood Pictures -...
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【傑作】コマンドー_人間の心を持ったパワフルな男(ネタバレあり・感想・解説)

(1985年 アメリカ)本作が出鱈目な映画であることは間違いありません。しかし、シュワルツェネッガーという特異な素材を受け取ったプロデューサーや脚本家達がどうすればこの男を使いこなせるのかと考え抜き、そのベストアンサーを導いたのが本作だった...
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