SF・ファンタジー

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【凡作】ソルジャー(1998年)_40歳の童貞ソルジャー(ネタバレなし・感想・解説)

(1998年 アメリカ)ダメな方のポール・アンダーソンの悪いところがドバっと出てしまったSFドラマ。解任されたソルジャーのその後というドラマ性の高い作品であるにも関わらず、ソルジャー自身も、ソルジャーに関わる人々もうまく描写できておらず、彼...
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【凡作】サロゲート_時代を先取っていた凡作(ネタバレあり・感想・解説)

(2009年 アメリカ)SFアクションの凡作。テクノロジーを扱ったSFの割に世界観に魅力がないし、アクションにもこれと言ったものがない。浅いドラマに重いメッセージを乗っけたことで作品全体が崩壊気味で、90分未満というかなり短い上映時間にも関...
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【凡作】スターゲイト_牧歌的な宇宙革命(ネタバレあり・感想・解説)

(1994年 アメリカ)前半は面白いのに、後半に向けて計ったようにつまらなくなっていくという、いつものエメリッヒ作品。お膳立てはいいんだけど、ドラマをやりきる演出力がないということなのだろう。作品解説若手スタッフ多数起用公開当時は「構想12...
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【良作】アバター:ウェイ・オブ・ウォーター_圧巻の映像美、話は前と同じ(ネタバレあり・感想・解説)

(2022年 アメリカ)並みの大ヒットどころでは回収できないというシャレにならない製作費を投じた大作中の大作であり、金とこだわりを炸裂させた映像美は圧巻の一言だった。ただしお話自体は前作とほぼ同じなので、映画館以外で見るとすんごいつまんない...
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【凡作】猿の惑星:聖戦記_迷走するシーザーと脚本(ネタバレあり・感想・解説)

(2017年 アメリカ)リーダーの責任を放棄するシーザーと、反撃されたくてやってるとしか思えない人間の軍隊の泥仕合。素晴らしいクォリティで来ていた新シリーズも、3作目でコケた。感想戦闘場面は驚異的な完成度開始早々戦闘場面から始まるが、これが...
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【傑作】猿の惑星:新世紀_戦闘と独裁のリアル(ネタバレあり・感想・解説)

(2014年 アメリカ)モロにイラク戦争をモチーフにしたガチ路線に恐れ入った。現実社会の写し鏡だった猿の惑星シリーズは、本作でついに戦争のメカニズムを解き明かすことに成功した。感想正義が起こした戦争前作ラストではシーザーによる猿達の蜂起と、...
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【良作】猿の惑星:創世記_人間より猿を応援したくなる(ネタバレあり・感想・解説)

(2011年 アメリカ)架空の戦記ものとしては破格の完成度を誇っている。猿達を組織化して人類に対抗しうる軍隊を作り上げる過程や、不意打ちで勝利を収めるという戦術など、シーザーの策士ぶりが最高だった。作品解説『猿の惑星 征服』のアップグレード...
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【良作】最後の猿の惑星_戦争を起こすメカニズム(ネタバレあり・感想・解説)

(1973年 アメリカ)シリーズ最終作で、製作費もジリ貧になっていて映像的には厳しい面もある。しかし為政者の苦悩や戦争のメカニズムを端的に描いたシナリオが光っており、第一作並みに深く考えさせる作品だった。作品解説シリーズ最終作ほぼ毎年のよう...
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【凡作】猿の惑星・征服_人類が阿呆すぎる(ネタバレあり・感想・解説)

(1972年 アメリカ)ついに猿による革命が始まるのだけど、終始人類側の対応が阿呆すぎて主人公にとって都合よく話が進んでいくので、見ていてハラハラドキドキすることはなかった。企画意図は高尚なのに、その実現で失敗した凡作。感想脚本家のポール・...
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【凡作】新・猿の惑星_猿が動物園の檻に入れられただけ(ネタバレあり・感想・解説)

(1971年 アメリカ)驚天動地のアイデアには唸らされたが、アイデア止まりの映画。細かい設定は前作、前々作と矛盾しているし、逃亡劇の緊張感ゼロだし、映画としては実に凡庸。感想無理な続編もここまでくれば天晴れ『続・猿の惑星』のクライマックスで...
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【凡作】続・猿の惑星_こじんまりとした最終戦争(ネタバレあり・感想・解説)

(1970年 アメリカ)当時のベトナム反戦運動をダイレクトに反映した部分には見ごたえがあるんだけど、全体としては前作の劣化コピーという感じだし、猿vsミュータントの最終戦争らしからぬスケールの小ささもあって、良い出来だとは感じなかった。作品...
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【良作】猿の惑星_言論封殺の恐ろしさ(ネタバレあり・感想・解説)

(1968年 アメリカ)SF史上の古典なんだけど、本編でやってることはモロに赤狩裁判。こちらは正しいことを言っている、相手の主張をちゃんと崩せているつもりなのに、それがまったく通らない場の恐ろしさが最も印象に残った。感想異端審問会≒赤狩り裁...
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【凡作】ゴーストバスターズ2_ほぼ前作の蒸し返し(ネタバレなし・感想・解説)

(1989年 アメリカ)語るべきドラマを見失った前作の劣化コピー。ビル・マーレイがゴネまくって製作に5年もかかったらしいが、この出来ならばマーレイが正しかったと思う。感想ほぼ前作の蒸し返し前作から5年後。あれほどの人気と知名度を獲得し、最終...
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【良作】ゴーストバスターズ_80年代らしいおおらかさ(ネタバレあり・感想・解説)

(1984年 アメリカ)設定やドラマは適当に流されていき、映画としての出来は決して良くはないと思う。ただし80年代特有の軽い空気がうまく取り込まれており、嫌いにはなれない魅力を持っている。作品解説突貫工事で作られた映画本作のオリジナル脚本を...
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【傑作】A.I._ハートフルを笠に着た残酷映画(ネタバレあり・感想・解説)

(2001年 アメリカ)悪趣味な見せ場がパンパンに詰まった狂った映画でありながら、最後の最後で観客の涙を搾り取るという、スピルバーグの才気が溢れまくった傑作。こんなに凄い映画はなかなかない。感想何度か見てやっと良さが分かる映画なぜかバイト先...
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【良作】アバター_キャメロン版『デューン/砂の惑星』(ネタバレあり・感想・解説)

(2009年 アメリカ)映画館で見ないとほとんど意味のない映画。映像体験に全振りした内容であり、ストーリーなんて飾りに等しい。『デューン/砂の惑星』とほぼ同じ話だったし。作品解説全世界歴代興行成績No.1本作は2009年12月に公開されるや...
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【凡作】サマリタン_スタ版ラスト・アクション・ヒーロー(ネタバレあり・感想・解説)

(2022年 アメリカ)設定やドラマが不安定で面白い映画ではなかったが、御年70歳を過ぎても立派なガタイを維持し、アクションスターとしての風格も凄みもあるスタさんは最高だった。クライマックスの大暴れはぜひとも見ていただきたい。感想スタ版ラス...
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【凡作】レッドプラネット_見た目はいいけど面白くない(ネタバレあり・感想・解説)

(2000年 アメリカ)ビジュアルはなかなかかっこいいのだが、演出力不足のせいか連続活劇として盛り上がらない。また関心を持てるキャラクターもいないのでドラマとしての推進力にかけており、見所がないわけではないが、面白いとも言えない凡作に終わっ...
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【良作】エスケープ・フロム・L.A._馬鹿で派手で楽しい映画(ネタバレなし・感想・解説)

(1996年 アメリカ)『ニューヨーク1997』の続編、というか実質的にはリメイク。とはいえスリルや興奮よりも荒唐無稽なアイデアと、それを無理に映像化したことによる馬鹿馬鹿しさが際立っており、前作との差別化はバッチリである。作品解説『ニュー...
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【良作】エリジウム_ジョディは悪くない(ネタバレあり・感想・解説)

(2013年 アメリカ)何としてでも生きようとする主人公の生存への執着と、殺人に至上の喜びを覚える悪役の対決が凄まじい。プリミティブなドラマとハイテク描写が組み合わされた独特な作風こそがブロムカンプ節であり、社会考察的な部分も優れている。作...
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【駄作】ゴールデン・チャイルド_短いのにつまらない(ネタバレあり・感想・解説)

(1986年 アメリカ)昔見てつまらなかったのだが、今見てもつまらなかった。ハードな探偵もののあらすじにコメディを付け加えた作風がどっちつかずになっており、スリリングでもなければ笑えもしないという、何とも無残な出来栄えとなっている。作品解説...
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【凡作】フィフス・エレメント_恋するブルースがしんどい(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 フランス・アメリカ)フレンチカラーの濃い唯一無二のSF大作であり、ビジュアルは非常に魅力的。ただし物語は良くも悪くもマンガなのでアクション映画として盛り上がらないし、ブルース・ウィリスが少年のような役を演じているのもしんどかっ...
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【良作】イベント・ホライゾン_宇宙の果てには地獄があった(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)クールなメカデザイン、ハードな雰囲気、意表を突くショックシーンなどが揃っていて、演出にもキレがある。SF映画としての充実ぶりに加えて、王道の脱出劇としてもよく出来ており、ダメな方のポール・アンダーソンらしからぬ良作だ...
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【良作】モータルコンバット(2021年)_容赦のないアクションと変な話(ネタバレあり・感想・解説)

(2021年 アメリカ)格闘ゲーム「モータルコンバット」の再映画化で、動ける俳優たちによる華麗なアクションや、容赦のない残酷描写など、見せ場には気合入りまくりで見ごたえがあった。一方、話は滅茶苦茶で、あまりに滅茶苦茶すぎて逆に楽しめるという...
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【良作】マトリックス レザレクションズ_上出来なセルフパロディ(ネタバレあり・感想・解説)

(2021年 アメリカ)メタ的要素をぶち込んだ実験的な作風であり、かなり冒険しているのに、それでもちゃんとマトリックスになっているというバランス感覚はお見事でした。また3部作の後日譚としても筋の通った世界観を構築できており、概ね満足できまし...
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【凡作】地球が静止する日_観客が静止した(ネタバレあり・感想・解説)

(2008年 アメリカ)阿呆な人物が阿呆なことをしでかす映画が苦手なのですが、本作はまさにそのパターンでした。軍人も政治家も阿呆揃い。そして子供が輪をかけて阿呆なので、鑑賞中のストレスが凄かったです。救いはスペクタクルが素晴らしかったことで...
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【凡作】地球の静止する日_武闘派エイリアンの警告(ネタバレあり・感想・解説)

(1951年 アメリカ)一部を除いて面白くなかったです。昭和26年の映画なのでいろいろと目をつむるのが作法かもしれませんが、私は躊躇せず現在の視点で指摘しますので、ファンの方は以降のレビューを読まれない方がいいと思います。感想古典映画ならで...
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【良作】ゼイリブ_真実を知るのはプロレスより辛い(ネタバレあり・感想・解説)

(1988年 アメリカ)ジョン・カーペンター監督による風刺アクションで、隠された真実に鈍感な大衆という、いつの時代にも当てはまる図式を娯楽に落とし込んだ構成力が光っています。街角プロレスという変な見せ場もありますが、それも含めてカーペンター...
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【良作】DUNE/デューン 砂の惑星_素晴らしい映像美だが後半ダレる(ネタバレあり・感想・解説)

(2021年 アメリカ)圧巻の映像美に魅せられる作品で、開始1時間くらいはうっとりとした目で見たほどでした。主人公の視点に絞るという脚色の工夫により、リンチ版最大の欠点だった尺詰め込みすぎ問題も改善されたのですが、改善しすぎて後半が間延びし...
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DUNE/デューン 砂の惑星 キャラ紹介と新旧キャスト比較

『DUNE/デューン 砂の惑星』は登場人物が多く、かつ、呼び名も独特で覚えづらいものが多いことから、その整理をしてみました。また1984年版と2021年版のキャストの比較もしたので、特に1984年版に馴染みのある方は2021年版を理解しやす...
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