サスペンス・ホラー

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【駄作】スリー・リバーズ_すべての点で面白くない(ネタバレあり・感想・解説)

(1993年 アメリカ)90年代にブルース・ウィリスが多く出演した駄作の中の一本。ミステリーはヘタクソだし、挫折した男のドラマとしても面白くないし、大したアクションもないしと、ことごとく出来が悪いので見る意義はさほどありません。なぜか私は人...
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【凡作】グリマーマン_途中から忘れ去られる猟奇殺人事件(ネタバレなし・感想・解説)

(1996年 アメリカ)セガールが製作当時流行していたシリアルキラーものに挑んだ作品なのですが、その新奇性は早々に放棄されていつも通りのセガール映画になっていくので、映画としてのグレードは低いと言えます。ただしセガール作品としては並レベルな...
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【良作】ザ・シークレット・サービス_悪役造形が素晴らしい(ネタバレあり・感想・解説)

(1993年 アメリカ)現在の目で見るとかなりユルめのサスペンスドラマなのですが、暗殺犯リアリーの人物像が素晴らしいうえに、これを演じるジョン・マルコヴィッチのねちっこさもよい具合に役柄と馴染んでおり、この悪役の存在によって見られる映画にな...
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【傑作】セブン_バディ刑事ものとしての魅力(ネタバレなし・感想・解説)

(1995年 アメリカ)言わずと知れたサイコ・サスペンスの金字塔。もはやアートの域に突入した殺人現場やエッジの立ちまくった犯人像など魅力満載なのですが、バディ刑事ものとしての基礎がしっかり作られているからこそ映画として面白くなっているという...
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【凡作】ハンニバル・ライジング_レクター博士の魅力半減(ネタバレなし・感想・解説)

(2007年 アメリカ・イギリス・フランス)歴史ものとしては結構よく出来ているものの、サスペンス映画としてはハラハラさせられないし、ハンニバルの狂気の根源を描いてしまったために、かえってキャラの魅力を毀損しているように感じました。 あらすじ...
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【凡作】レッド・ドラゴン(2002年)_面白いが薄味(ネタバレあり・感想・解説)

(2002年 アメリカ)トマス・ハリス著『レッド・ドラゴン』二度目の映画化。マイケル・マンが監督した最初の映画化企画『刑事グラハム/凍りついた欲望』(1986年)と比較すると刑事ものらしさが減少し、犯人側のドラマもしっくりとこないものになっ...
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【凡作】ハンニバル_史上最も豪勢なゲテモノ映画(ネタバレあり・感想・解説)

(2001年 アメリカ)犯罪者プロファイリングからゲテモノ映画にジャンル変更した続編であり、当然のことながら前作よりも完成度は落ちるのですが、リドリー・スコットによる美しいショットの数々には見応えがあり、決してダメな映画でもありません。 あ...
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【良作】羊たちの沈黙_クラリスとバッファロー・ビルは似た者同士(ネタバレあり・感想・解説)

(1991年 アメリカ)レクター博士のインパクトが凄すぎて画面に目が釘付けになること必至のサスペンス。ただしその他の要素は意外と平凡な作りであり、レクターのインパクトを差し引くと余り大したものは残りません。 あらすじ 若い女性が皮を剥がれて...
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【凡作】刑事グラハム/凍りついた欲望_レクター博士は脇役(ネタバレあり・感想・解説)

(1986年 アメリカ)マイケル・マンの丁寧な描写や犯人ダラハイドの人物像など見るべき点は多いのですが、拍子抜けなレクター博士や持続しないサスペンスなど問題点もいろいろあって、全体としてはまぁまぁという印象でした。 あらすじ ウィル・グレア...
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【良作】ホワイトハウスの陰謀_ほどほどに楽しめる(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)タイトルから連想される壮大さはないし、多くの構成要素をぶち込んだ割には機能していないものもチラホラあるのですが、テンポよく謎解きが進んでいき、後味も悪くないので、午後ローでダラダラと見る分には楽しめる映画です。こうい...
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【凡作】インビジブル(2000年)_発想がのび太と同じ(ネタバレあり・感想・解説)

(2000年 アメリカ)透明人間が性欲や個人的に嫌いな奴への攻撃に走るというゲスな展開はバーホーベンっぽくて良かったのですが、受けて立つ側のキャラが薄すぎてエゴvsエゴの醜くも激しい衝突になりえておらず、バーホーベンの割にはアッサリとした映...
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【駄作】バックトレース_スタローンの小遣い稼ぎ映画(ネタバレあり・感想・解説)

(2018年 アメリカ)スタローンの総出演時間が10分程度という詐欺映画。その志の低さを反映するかのように本編にも見るべき点が少なく、スターが頑張らないのでアクションは盛り上がらないし、論理が甘いのでサスペンスとして洗練しないしと、良いとこ...
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【凡作】トゥルー・クライム_万事うまくいきすぎで起伏に欠ける(ネタバレあり・感想・解説)

(1999年 アメリカ)死刑執行当日に死刑囚の冤罪を証明するために奔走する記者の物語なのですが、事前に設けられたハードルの高さに対して物語は意外とスムーズに進捗していき、サスペンス映画としての盛り上がりどころを逃しているように感じました。 ...
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【凡作】ウルフ(1994年)_ホラーもドラマも中途半端(ネタバレあり・感想・解説)

(1994年 アメリカ)古典的なモンスターと企業のパワーゲームを絡めた切り口こそ新鮮なのですが、意図したほど面白くなっていないという印象です。中年男が狼のパワーを得て憎き上司や裏切り者の部下に反撃する話の割には爽快感がないし、制御できないパ...
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【良作】ミザリー_狂気vs知性の攻防戦(ネタバレあり・感想・解説)

(1990年 アメリカ) いつキレるか分からない上に、キレ出すと手に負えなくなるおばさんとの同居という、幽霊や悪魔よりもはるかに怖いシチュエーションの映画でした。キャシー・ベイツの顔芸も光っており、終始イヤな汗をかかされます。 ©Twent...
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【凡作】エンド・オブ・デイズ_サタンが間抜けすぎる(ネタバレあり・感想・解説)

(1999年 アメリカ)シュワとキリスト教団が死闘を繰り広げる前半部分はなかなか面白く、言われるほど悪い映画でもないのですが、サタンが本格的に動き始めてからはネタ映画になります。 あらすじ 民間警備会社に勤めるジェリコは金融マンの警護を引き...
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【駄作】目撃_国家権力が泥棒を追い込む話…にしないんかい!(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)一流のスタッフ・キャストが集まった作品なのに、驚くほど面白くない話でした。本作を脚色する際、イーストウッドはゴールドマンに「観客に気に入られるキャラクターは殺さないでくれ」という指示を出し、その結果、大幅な書き直しと...
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【駄作】コピーキャット_話が支離滅裂(ネタバレあり・感想・解説)

(1995年 アメリカ)本来、緻密さが求められるはずのサスペンス映画なのに、ツッコミどころ満載。しかもド派手な見せ場や行き詰るような攻防戦といったスポットで突き抜けた場面もなかったので、褒められる部分がまったくない完璧な失敗作としてしか映り...
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【良作】アルカトラズからの脱出_男のドラマと緊張の脱獄劇(ネタバレあり・感想・解説)

(1979年 アメリカ)男臭い空気感や、動きのあるドラマ、脱獄時の緊張感など、刑務所映画に必要とされる要素がほぼ満たされた質の高い作品となっています。 ©Paramount Pictures あらすじ 1960年、脱獄の常習犯フランク・モリ...
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【良作】スペースバンパイア_裸だけじゃない魅力(ネタバレあり・感想・解説)

(1985年 イギリス)女バンパイアのことしか語られない作品なのですが、実はシブいキャストに超絶都市破壊にゾンビもどきと、SFホラーを盛り上げる要素がパンパンに詰まった素晴らしい作品でした。 © 1985 Metro-Goldwyn-May...
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【良作】リベンジ(1990年)_猛烈な愛憎劇とバイオレンス(ネタバレあり・感想)

(1990年 アメリカ)中盤こそ合理的な説明のつかない人物の登場や偶然性に頼った展開で危うくなるのですが、全体的には非常にエモーショナルなバイオレンス映画として仕上がっており、初見時より大好きな作品です。 © 1990 Columbia P...
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【駄作】ボディガード_全員のメンタルがおかしい(ネタバレあり感想)

(1992年 アメリカ)中学時代のゴールデン洋画劇場が初見なのですが、その時にはピンときませんでした。世界的な大ヒット作だし、自分の感性が合ってなかったんだろうなぁということでその時は処理したのですが、20年以上経って午後のロードショーで改...
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【良作】身代金(1996年)_荒唐無稽さと緻密さの両立(ネタバレあり・感想・解説)

(1996年 アメリカ)息子に身代金をかけられた父親が「絶対に払わん!身代金はお前らの首の懸賞金に替える!」と言って誘拐犯を脅すというかなり荒唐無稽な物語ではあるのですが、ロン・ハワードの地道な演出によって見ている間は違和感を感じませんでし...
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【駄作】バイオハザード: ザ・ファイナル_ご都合主義で摩耗しきった最低作(ネタバレあり・感想・解説)

(2016年 アメリカ)シリーズ最低作。そもそもポテンシャルの高いシリーズではありませんが、そんなシリーズ中でも一際酷い出来だったと思います。前作ラストにおけるクリフハンガーの放棄、見せ場の規模の縮小、暗くて見づらい画面、死んだはずのキャラ...
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【良作】バイオハザードV リトリビューション_バカバカしくも楽しいアクション大作(ネタバレあり・感想・解説)

(2012年 アメリカ)アクションだけに特化した作品。『2』もそうでしたが、このシリーズは話を進めることを放棄するとうまく流れ始めます。本作の怒涛のアクションには目を奪われたし、キャラクター勢ぞろいのお祭り的な意味合いもあって、かなり好きな...
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【凡作】バイオハザードIV アフターライフ_シリーズの立て直しに失敗(ネタバレあり・感想・解説)

(2010年 アメリカ)支離滅裂な内容。強くなりすぎて収拾がつかなくなりつつあったアリスを常人レベルに戻したはいいが、それでは話が動かなくなるので結局従来通り強いままだったり、ウェスカーに強敵としての高いスペックを与えたはいいが、その能力を...
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【凡作】バイオハザードIII_設定は崩壊寸前(ネタバレあり・感想・解説)

(2007年 アメリカ)ポストアポカリプスものとしての素晴らしいルックスを作り上げており、ラッセル・マルケイ監督の手腕が活きています。ただし良いのは見てくれのみ。そもそも中身の薄いゲーム映画を3作も続けていると設定がもたなくなってきており、...
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【良作】バイオハザードII アポカリプス_見せ場とヒロインで押し切った快作(ネタバレあり・感想・解説)

(2004年 アメリカ)全編ほぼ見せ場のみ。コンパクトな上映時間を異様な量の見せ場で突っ切った快作であり、シリーズ中もっとも面白い作品だと感じました。あと、ジル・バレンタインの再現度が物凄いことになっています。彼女のファンになってしまいまし...
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【凡作】バイオハザード_見てくれは良いがスリルはない(ネタバレあり・感想・解説)

(2002年 アメリカ)ゾンビやメカの描写は素晴らしく、見せ場のバリエーションは豊富、話にスケール感もあって各構成要素は素晴らしいのですが、それらの要素の連結に失敗していて大きな流れを生み出せていないのでさほど面白くはありません。 ゲームの...
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