【雑談】アバター:ウェイ・オブ・ウォーターが機材トラブルで見られなかった件

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(2022年 アメリカ)
『アバター2』に関しては凄い凄いという評判の一方で、各地で機材トラブルが多発している。運悪く私もそのトラブルに巻き込まれて初日に観る機会を逃したので、備忘的に当日の様子を書いておく。

アバター2への思い

『アバター』(2008年)は大好きな映画だ。もちろん映画館に見に行った。

その後、Blu-rayを買ったが、自宅で見ると全然面白くなかった。それほどまでに劇場での経験が重要な作品であり、その続編は設備の整った劇場で見なければという思いを強く持っていた。

そんな折り、いつも利用している郊外の劇場がIMAXレーザー3Dハイ・フレーム・レート上映という、チャーシュー、煮卵、メンマ全部乗せみたいなことを言い出したので、迷いなくこれに乗った。

公開日の座席予約が開始される午前0時にPCとスマホを同時に動かして、初日レートショーのエグゼクティブシートをゲット。完璧な準備ができたと我ながら満足した。

社長に嘘をついてまで退勤

当日、私の頭は朝から『アバター』一色だったが、そうはいっても金曜日なので仕事はある。

実はここ数週間は仕事がかなり忙しく、毎日毎日残業が続いていたが、今日だけは絶対に帰るぞと心に決めていた。

なんだが、そんな日に限って社長が声をかけてくる。

「来週の取締役会資料なんだけど…」と、どう考えても数十分程度の立ち話では済まされないことを言い出した。

これを聞いていると確実に帰れなくなると感じた私は、「外部コンサルとの打ち合わせがある」と噓をついて社長の話を打ち切った。

人生初の上映トラブル

社長を振り切って劇場に向かった私の、その後の流れは↓の感じだ。

  • 予約は20:30の回で、その15分前に劇場到着。話題作だけあってロビーは人だらけ
  • サイネージには15分前より入場開始と表示されているが入場の案内がなく、ちょっと変だねという空気がロビーに漂い始める
  • 20:25頃より入場が始まり、上映開始は20:35に変更される。
  • 本編開始前のU-NEXT広告がスクリーンに映し出されるが、数十秒後には色彩のない白い画面になる
  • いったんCMの上映が打ち切られ、数分後に再開されるが、やはり画面は白いまま
  • 劇場の支配人らしき人が現れて「機材の復旧ができず上映中止になりました」と死刑宣告
  • 場内に動揺は走ったが露骨に怒っている人はいない。ただし「『ミッション:インポッシブル』の予告だけでも見せろ」と謎の粘りを見せるおっさんが一人いて、おっさんと支配人の不毛なやりとりを全員でしばし聞かされる
  • 時間が時間だけに他にやることもないのか、観客たちは意外とのんびり退場していく。ポップコーンを買ってしまった人たちは食いながら談笑していたりと、雰囲気はさほど悪くない。聞こえてくる話題の中心はさっきのM:iおじさん
  • 私は第一陣の混雑を避け、5分ほどしてから退場。支配人から深く謝罪されたうえで今回のチケット代をクレカに返金する旨の説明を受け、次回タダ券を渡される。実質タダで見られることにはなったし、劇場は可能な限りの対応をしていると思った。「そんなに謝罪されなくてもいいですよ」とだけ言ってその場を離れる。
  • ロビーに向かう通路では、M:iおじさんが劇場の人にいまだに抗議している。上映中止の件ではなく、そもそもこの劇場でM:iの予告が流れる予定がなかったことに怒っているらしい。どんだけトム・クルーズが好きなんだか。

後半はほとんどM:iおじさんの話になってしまったが、本当にあのおじさんは強烈だった。

その後にTwitterを見ると、さっきのM:iおじさんらしき人の書き込みを発見。よほど怒り心頭だったのだろうが、もはや上映トラブルとは全然関係のない話になっている。

生煮えの体験は意外と尾を引く

そんなわけで当日はすごすごと帰らされたわけだが、自宅で仕事の続きをしようという気持ちの切り替えもできない。

翌日(つまりこの記事を書いている12/17土)に仕事をするつもりでいたが、やはりやる気にならずダラダラと時間だけが過ぎてしまう。

見たい映画を見られずに帰ってくるという経験は初めてのことだが、メンタル面で意外と尾を引くということが分かった。

M:iおじさんも、予告を見られずに本当にショックだったんだろうな。

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