【穴あけ不要】賃貸に100インチホームシアターを設置した件

雑談
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友人より新居でホームシアターをやりたいとの相談を受けたのですが、そこは持ち家ではなく賃貸。賃貸での設置は壁に穴をあけられない等、いろいろと制約条件があるので、何をどうしたのかを備忘的に書いておきます。

プロジェクターは突っ張り棒で天井付近に設置

プロジェクターは天吊りしないと邪魔で仕方ないのですが、木ねじを打てない賃貸でどうやって固定するのか?

そのために使ったのが突っ張り棒でした。ただしホームセンターの店頭では280cmまでの物しか売っておらず、お部屋によっては長さが足らないと思います。

その点、Amazonなどでは400cm以上の突っ張り棒も販売されているので、リビングでもこれなら問題なく使えます。

突っ張り棒にとって問題なのは突っ張り棒自体のたわみと、突っ張る壁のたわみなのですが、この製品が優れているのは棒部分がステンレス製なのでほとんどたわむことがないということと、接面部分に強力なスプリングが入っているので、壁が多少たわんでも密着し続けるいうことです。

その結果、4m伸ばしても耐荷重は10kg超を実現しています。

他方、友人が購入したプロジェクターはEPSONのEH-TW7100で、重量は6.9kg。突っ張り棒を2本使用すれば10kg×2本=20kg>6.9kgで、十分にプロジェクターを支えられるということになります。

プロジェクターの奥行よりも短めに突っ張り棒を2本固定し、その上に乗せる形にするのですが、このままでは滑って落下してしまうので、ビニールひもを使って棒にプロジェクターの足を括りつけました。

そして取り付けた姿がこちら。

金具を使って天吊りするよりは不格好ではあるものの、プロジェクターを天井付近に設置することには成功しました。

スクリーンは角材とラブリコを使って設置

次にスクリーンの設置ですが、こちらも通常は天井にフックを固定して吊り下げるという方法をとるので、賃貸ではその方法を採用することができません。そこで角材とラブリコを使ってスクリーン固定することにしました。

ラブリコとは突っ張り棒の要領で壁や天井に傷をつけず好きな場所に柱を作れる金具であり、賃貸でのDIYではほぼ必要不可欠とも言えるアイテムです。

で、ラブリコを使って角材を立てた様子がこちら。

この要領で両脇の壁に支柱を2本立て、そして横向きに3本目の角材をL字の棚受け金具を使って固定して梁を作り、そこにスクリーン天吊り用のフックを打ち込みました。

また、友人は邪魔にならないようスピーカーも天吊りしたいとのことだったので、その梁にセンタースピーカーとフロントも設置しました。そうして出来上がったのがこちら。

サラウンドスピーカーはピンフックで壁掛け

次にサラウンドスピーカーの設置ですが、こちらも大きな穴をあけずに済むピンフックを使用しました。ピンフックは100均などでも販売されているのですが、今回はある程度の強度も欲しいことから三方向にピンを打てるトリプルピンフックを使用。

そしてスピーカー背面の壁掛け穴をフックに引っ掛けて完成させました。

ケーブルカバーは剥がせる両面テープで固定

最後に邪魔な配線の処理であり、これにはケーブルカバーを使用するのですが、市販のケーブルカバーについている両面テープでは剥がすときに壁紙まで一緒に剝がれてしまうため、賃貸ではそのまま使えません。

そこで剥がせる両面テープを購入し、これを使ってケーブルカバーを壁に貼り付けました。

貼り付けた感じはこちらで、普通の両面テープを使うのと特にそん色なく仕上がります。

おわりに

賃貸でのホームシアター設置はなかなか難儀だったのですが、ホームセンターで売っているもので何とか仕上げることはできます。これまで諦めていた方も、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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