【定価93万円也】中古で高級プロジェクターを買ってみた(設置方法・画質比較)

雑談
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中華製プロジェクターを卒業する時が来た

昨年12月に自室に簡易的なホームシアターを設置し、その際にはコストにこだわったので2万円の中華製プロジェクターを購入していました。

この中華製というのも侮れなくて、ちゃんとフルHDだし故障することもなく頑張ってくれるし、低予算でも大画面を楽しめることには大満足していました。

しかし、世の中には目の毒という言葉があります。

ホームシアター初心者の友人がEPSONドリーミオEH-TW7100という20万円弱のモデルを購入したのですが、設置を手伝った際に見たその画質には腰が抜けそうになりました。

廉価な中華製と、それなりのお値段の国産ってここまで違うのかと。

一度これを見てしまうと中華製プロジェクターはおもちゃ同然に感じられるようになり、そういえば赤色の表現が弱いとか、全体的にシャープじゃないねとか、いろんな不満が出てきました。

頑張ってくれた中華製には敬意を表しつつも、入り口だった廉価モデルはここで卒業し、国産モデルへの移行を行うことに決めました

プロジェクターの3方式について

これまでプロジェクターにはさほど関心が向いていなかったのですが、気合を入れた機種に買い替えるということでちょっとお勉強。

現在、家庭用に出回っているプロジェクターには大きく3方式があります。

  • 液晶方式(3LCD方式)
  • DLP方式
  • LCOS方式

ウィキペディアやメーカーHPなどで各方式の特徴を学んだのですが、私の文系脳ではその原理などを簡潔に説明することが難しいので、ここでは各方式のメリット・デメリットに絞って説明します。

メリットデメリット代表メーカー
液晶方式カラー表現が得意コントラストが低く黒が締まらない
ドットの格子が目立つ
EPSON
DLP方式動きを滑らかに表現できる
構造が単純で小型化しやすい
レインボーノイズと呼ばれる残像が見られるBenQ
ViewSonic
ANKER
LCOS方式液晶方式の発展版で、カラー表現、解像度、コントラストの総てを得意としている。構造が複雑であるためサイズが大きく、価格も高くなる。JVC
SONY

私が使っていた中華製プロジェクターはDLP方式、友人宅にあるEPSON製は液晶方式であり、今のところ未体験のLCOS方式がどうなのかが気になってくるのが人情というやつです。

ただこのLCOS方式ですが、本当に高い。SONYやJVCの定価50万円超のモデルにしか採用されておらず、軽い気持ちで手を出せる代物ではありません。

そこで頼りになるのが恒例のオークションサイトですね。

値ごろな高級機をヤフオクで物色

オークションサイトやフリマアプリの特徴は過去の記事でご紹介済ですが、LCOS方式のプロジェクターという極めてマニアックな製品を探す場合には、ヤフオク!が最も適しています。

実際、SONYやJVCの高級機は山ほど出展されており、予算に合わせて機種を選ぶという自由があります。出展数が多いので入札者同士の競り合いも発生せず、開始価格で落札できそうだし。相場観はざっくりとこんな感じですね。

  • 10年以上前のフルHD対応モデル:5万円程度
  • 5年以上10年以内の4K対応モデル:15万円程度
  • 5年以内の4K対応モデル:20万円超

さすがに20万円超は厳しかったので(それでも定価50万円超だと思うと破格なのですが)、15万円程度の年式の古い4Kモデルを狙うことにしました。

すると出てきましたよ。JVC製DLA-X75R(税込定価93万5千円!)が開始価格90,000円。傷・汚れなし、付属品・説明書・元箱付き。

2012年冬に発売された古いモデルなのですがちゃんと4K対応。しかも開始価格90,000円はヤフオク!の相場と比較してもかなり値ごろだったので、これを狙うことにしました。

私と同じことを考えた人がいたのか終了直前には軽く競り合いが起こったのですが、それでも96,000円で落札。定価の1/10程度の金額であることを考えると良い買い物ができました。

でかい!重い!設置が大変

数日後に届いたのですが、思いのほかデカイ。幅45cm、奥行き47cm、重量15kgで、それまで使っていた中華製DLPプロジェクターがおもちゃに感じられるほどの巨体でした。

この巨体を見た瞬間に心が折れて、2週間ほど放置してしまいました。ごめんね。

2週間後、覚悟を決めて設置の検討に入りましたが、これだけの巨体をテーブルになんて置いていたら邪魔で仕方ないので設置場所は天井しかないでしょう。ただしこの重量なので安全面への配慮は必須。

以前の記事で「天吊り金具は安物でも問題なし」なんて書き方をしましたが、今回はその例外ということで。

ただしメーカー純正の天吊り金具は5万円もするし、シアターハウス製の大型プロジェクター用金具でも24,800円、高くて予算オーバーなので天吊りは諦めて、プロジェクター設置棚を自作することにしました。

ホームセンターでパイン材やら棚受け金具やらを調達し、うちのホームシアターではお世話になりっぱなしの「どこでも下地」を使用して設置する壁と天井の強度を補強して完成。これだと3,000円程度で作ることができました。

天吊りと比較すると格好は良くないのですが、とりあえず邪魔にならない場所には設置できたということで自分を納得させました。

こうして設置できたのですが、私がうっかりしていたのが本体の奥行50cmを事前に考慮していなかったことで、これが原因で狭い6畳間では焦点距離を稼げず、画面はそれまでの100インチから90インチほどになってしまいました。

画質には大満足

そして画質ですが、型落ちモデルとはいえさすがは高級機、えらいことになっています。

まず『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018年)の空撮シーンですが、自然な発色ですね。

次はBlu-rayソフト『007 スカイフォール』(2012年)の上海の夜景ですが、黒の締まり方とか全体のテラテラとした感じが素晴らしいですね。

そして次は画質比較を行いたいと思います。公平を期すため、ユーザーがカスタムしたモードではなく、その機種に入っているシアターモードの画面とし、同じスマホを使って撮影しています。

『ターミネーター2』(1991年)の4KUHDソフトを使っての比較で、手始めに中華製DLPプロジェクターと並べてみますが、当然のことながらまったくの別物ですね。

DLA-X75R
中華製DLPプロジェクター

次に液晶方式のプロジェクターで人気のあるEPSON製EH-TW7100との比較。

DLA-X75R
EPSON EH-TW7100

液晶は非常に明るく、画面奥のトラックなどもはっきりと視認できます。他方でDLA-X75Rは漆黒の表現で勝っており、画面にメリハリがあります。また肌や革ジャンの質感、バイクの金属感の表現力で勝っています。

続いて自宅リビングの有機ELテレビとの比較。テレビはLG製の2018年モデルです。

DLA-X75R
LG 有機ELテレビ

人間の肌の質感、バイクの金属感などの表現でプロジェクターが有機ELテレビを上回っています。特筆すべきは革ジャンの質感で、今までのソースでは目が向いていなかったのですが、実はかなりのダメージがあったということに今回初めて気づきました。

好みには個人差もありますが、私としてはDLA-X75Rの画質が最もしっくりきました。さすがはハイエンドモデル、表現に最も気が利いています。すっかり虜になってしまいました。

普及機の最新モデルを買うよりも、型落ちのハイスペック機を買う方が選択肢としては有効ではないかなという気もしています。

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