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クライムアクション

【良作】ダイ・ハード2_シリーズ中もっともハイテンション(ネタバレなし・感想・解説)

(1990年 アメリカ)前作にあったドラマ性も緻密さも放棄し、アクションに全振りした第2弾。映画としての妙味はなくなりましたが、パンパンに詰め込まれた見せ場とレニー・ハーリンのハイテンション演出によって、最初から最後まで楽しめる一大エンタメ...
クライムアクション

【傑作】ダイ・ハード_緻密かつ大胆で人間味もあるアクション大作(ネタバレあり・感想・解説)

(1988年 アメリカ)本作以前と以後でアクション映画の有りようが変わったほどの世紀の傑作。見せ場は計ったように盛り上がっていくが、すべてにおいて計算が行き渡っており論理的に破綻していないという、奇跡的な完成度を誇っています。 あらすじ N...
クライムアクション

【良作】アンタッチャブル_簡潔な語り口と魅力的なキャラクター達(ネタバレあり・感想・解説)

(1987年 アメリカ)2020年10月31日に死去が発表されたショーン・コネリーの代表作。簡潔な語り口と魅力的なキャラクター達が見所であり、実に端正に作り込まれた娯楽作という感想です。 あらすじ 禁酒法時代のシカゴ。アル・カポネ(ロバート...
その他

【凡作】ベスト・キッド(1984年)_悪いのはダニエルさん(ネタバレあり・感想・解せる)

(1984年 アメリカ)後日談『コブラ会』(2018年-)を見るため四半世紀ぶりに鑑賞したのですが、あらためて見ると「あれ?こんな話だったっけ?」という感想を持ちました。ほとんどのトラブルがダニエルさん発で、あらためて見るといじめられっ子が...
クライムアクション

【良作】L.A.大捜査線/狼たちの街_狂った刑事ものの大怪作(ネタバレあり・感想・解説)

(1985年 アメリカ)狂った監督ウィリアム・フリードキンが描いた最強に狂った刑事もの。しかも80年代に人気だった音楽グループ ワン・チャンのポップな音楽でこの狂犬刑事ものを彩るというハチャメチャなセンス。この闇鍋加減にフリードキンの才気を...
クライムアクション

【傑作】ヒート_刑事ものにして仁侠もの(ネタバレあり・感想・解説)

(1995年 アメリカ)犯罪者を追い込む刑事ものであり、男の生き様や滅びの美学が描かれた仁侠ものでもあるという一粒で何度も美味しいクライムドラマの傑作。ディテールでキャラクターを語るマイケル・マンの真骨頂でもあり、説得力ある描写の積み重ねに...
クライムアクション

【凡作】マイアミ・バイス(2006年)_物語が迷走気味(ネタバレあり・感想・解説)

(2006年 アメリカ)ルックスにかけてはほとんど完璧と言える映画なのですが、方向転換を繰り返す物語が面白みに欠けており、トータルでは不満点の多い作品でした。 あらすじ 潜入捜査中のFBI捜査官が白人至上主義組織に殺害された。FBI捜査官フ...
SF・ファンタジー

【良作】マイノリティ・リポート_見所だらけのハイテンションミステリー(ネタバレあり・感想・解説)

(2002年 アメリカ)スピルバーグにとっては珍しいミステリーなのですが、スピは驚くほど華麗に新ジャンルをこなしており、かなり面白く見応えがありました。設定にいくつかおかしな点があるので完全な傑作とは言えませんが、スピ作品の中でも相当面白い...
サスペンス・ホラー

【傑作】セブン_バディ刑事ものとしての魅力(ネタバレなし・感想・解説)

(1995年 アメリカ)言わずと知れたサイコ・サスペンスの金字塔。もはやアートの域に突入した殺人現場やエッジの立ちまくった犯人像など魅力満載なのですが、バディ刑事ものとしての基礎がしっかり作られているからこそ映画として面白くなっているという...
サスペンス・ホラー

【凡作】ハンニバル・ライジング_レクター博士の魅力半減(ネタバレなし・感想・解説)

(2007年 アメリカ・イギリス・フランス)歴史ものとしては結構よく出来ているものの、サスペンス映画としてはハラハラさせられないし、ハンニバルの狂気の根源を描いてしまったために、かえってキャラの魅力を毀損しているように感じました。 あらすじ...
サスペンス・ホラー

【凡作】レッド・ドラゴン(2002年)_面白いが薄味(ネタバレあり・感想・解説)

(2002年 アメリカ)トマス・ハリス著『レッド・ドラゴン』二度目の映画化。マイケル・マンが監督した最初の映画化企画『刑事グラハム/凍りついた欲望』(1986年)と比較すると刑事ものらしさが減少し、犯人側のドラマもしっくりとこないものになっ...
サスペンス・ホラー

【凡作】ハンニバル_史上最も豪勢なゲテモノ映画(ネタバレあり・感想・解説)

(2001年 アメリカ)犯罪者プロファイリングからゲテモノ映画にジャンル変更した続編であり、当然のことながら前作よりも完成度は落ちるのですが、リドリー・スコットによる美しいショットの数々には見応えがあり、決してダメな映画でもありません。 あ...
サスペンス・ホラー

【良作】羊たちの沈黙_クラリスとバッファロー・ビルは似た者同士(ネタバレあり・感想・解説)

(1991年 アメリカ)レクター博士のインパクトが凄すぎて画面に目が釘付けになること必至のサスペンス。ただしその他の要素は意外と平凡な作りであり、レクターのインパクトを差し引くと余り大したものは残りません。 あらすじ 若い女性が皮を剥がれて...
サスペンス・ホラー

【凡作】刑事グラハム/凍りついた欲望_レクター博士は脇役(ネタバレあり・感想・解説)

(1986年 アメリカ)マイケル・マンの丁寧な描写や犯人ダラハイドの人物像など見るべき点は多いのですが、拍子抜けなレクター博士や持続しないサスペンスなど問題点もいろいろあって、全体としてはまぁまぁという印象でした。 あらすじ ウィル・グレア...
サスペンス・ホラー

【良作】ホワイトハウスの陰謀_ほどほどに楽しめる(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)タイトルから連想される壮大さはないし、多くの構成要素をぶち込んだ割には機能していないものもチラホラあるのですが、テンポよく謎解きが進んでいき、後味も悪くないので、午後ローでダラダラと見る分には楽しめる映画です。こうい...
クリーチャー・メカ

【凡作】アナコンダ2_薄味で小さくまとまった続編(ネタバレあり・感想・解説)

(2004年 アメリカ)前作とはほぼ無関係な第二弾。大作経験の豊富な脚本家が多数参加しているため設定などはよく考えられているのですが、肝心のアナコンダがほとんど出て来なかったり、人間側の動かし方がおかしかったりと、期待に応えるほどの出来でも...
クリーチャー・メカ

【凡作】アナコンダ_おっさんが大蛇より目立っちゃダメ(ネタバレなし・感想・解説)

(1997年 アメリカ)アナコンダよりもジョン・ヴォイトの方がキャラ立ちしているという問題ある構成のモンスター映画でした。またジョン・ヴォイトとジェニファー・ロペスがアホの騙し合いのような低レベルな争いをするので極限状態のサスペンスとしても...
クライムアクション

【良作】コラテラル_死闘!社畜vs個人事業主(ネタバレあり・感想・解説)

(2004年 アメリカ)スリラーとしてはあまりに設定がユルユルな一方、お仕事論としては非常に充実しており、「明日からしっかり仕事しよう!」と思わせられるような普遍性もあって、自分に気合を入れたい時に見たくなる映画です。 あらすじ ある夜、タ...
災害・パニック

【凡作】ワイルド・ストーム_90年代アクション映画の落穂ひろい(ネタバレあり・感想・解説)

(2018年 アメリカ)ハリケーンの中での強盗事件という、本当にそれだけの映画。今どき珍しいほどドラマやリアリティへの目配せがなく、ひたすら大味なアクション映画なので、現在の観客の嗜好にはやや合っていないと思います。 あらすじ 財務省が所管...
クライムアクション

【良作】バード・オン・ワイヤー_ユルいがきっちり面白い(ネタバレあり・感想・解説)

(1990年 アメリカ)見たことが何の足しにもならないが、見ている間はきっちりと楽しめるという、ある意味でザ・ハリウッドな映画。こういう映画があってもいいじゃないですか。 あらすじ かつて麻薬密輸事件の重要証人としてDEA捜査官の汚職を証言...
サスペンス・ホラー

【凡作】インビジブル(2000年)_発想がのび太と同じ(ネタバレあり・感想・解説)

(2000年 アメリカ)透明人間が性欲や個人的に嫌いな奴への攻撃に走るというゲスな展開はバーホーベンっぽくて良かったのですが、受けて立つ側のキャラが薄すぎてエゴvsエゴの醜くも激しい衝突になりえておらず、バーホーベンの割にはアッサリとした映...
サスペンス・ホラー

【駄作】バックトレース_スタローンの小遣い稼ぎ映画(ネタバレあり・感想・解説)

(2018年 アメリカ)スタローンの総出演時間が10分程度という詐欺映画。その志の低さを反映するかのように本編にも見るべき点が少なく、スターが頑張らないのでアクションは盛り上がらないし、論理が甘いのでサスペンスとして洗練しないしと、良いとこ...
SF・ファンタジー

【駄作】バトルランナー_薄っぺらなメディア批判とヌルいアクション(ネタバレあり・感想・解説)

(1987年 アメリカ)一部に再評価される向きもあるようなのですが、あらめて見てもメディア批判に深みはなく、ありがちな内容だなぁという感じだったし、主人公にも悪役にも魅力がなく、アクションは鈍重で緊張感がありませんでした。 あらすじ 201...
サスペンス・ホラー

【凡作】トゥルー・クライム_万事うまくいきすぎで起伏に欠ける(ネタバレあり・感想・解説)

(1999年 アメリカ)死刑執行当日に死刑囚の冤罪を証明するために奔走する記者の物語なのですが、事前に設けられたハードルの高さに対して物語は意外とスムーズに進捗していき、サスペンス映画としての盛り上がりどころを逃しているように感じました。 ...
クライムアクション

【駄作】マーキュリー・ライジング_登場人物が全員愚か(ネタバレあり・感想・解説)

(1998年 アメリカ)まったく緊張感のないサスペンスアクション。その原因は追う側も追われる側も合理的な判断を下していないことであり、双方が行き当たりばったりの行動をしているうちに、より多くのボロを出した方が負けるという程度の低い追っかけっ...
クライムアクション

【凡作】暗殺者(1995年)_ランボーvsデスペラードは後半失速(ネタバレあり・感想・解説)

(1995年 アメリカ)警察を軽くあしらうほどの暗殺者達の実力、卓越した技能と頭脳を駆使した応酬戦が描かれる前半部分は素晴らしい出来だったのですが、ラストに向けて計ったようにつまらなくなっていくという残念な映画でした。見る価値はあるのですが...
その他

【凡作】ガン・ホー_王道ならではの安定感と物足りなさ(ネタバレあり・感想・解説)

(1986年 アメリカ)中規模予算のドラマを多く撮っていた当時のロン・ハワードの安定的な演出力と、異文化交流ものの基本に忠実な脚本が効いています。ただし、あまりにテンプレ通りなので突出した魅力がないことも事実なのですが。 あらすじ 自動車工...
軍隊・エージェント

【凡作】アサシン 暗・殺・者_可もなく不可もなく(ネタバレあり・感想・解説)

(1993年 アメリカ)リュック・ベッソン監督の『ニキータ』(1990年)のハリウッドリメイクであり、前作で論理的におかしかった部分の補正が為されており、随分と見やすくなっています。その一方で湿っぽさは減少しており、望まない殺し屋業を背負わ...
軍隊・エージェント

【凡作】ニキータ(1990年)_コスパの悪い殺し屋(ネタバレあり・感想・解説)

(1990年 フランス)リュック・ベッソンの映画にリアリティを求めるのは筋違いかもしれませんが、それにしても本作の殺し屋像はあまりにも筋が通っていなくて、気持ちが話に入っていきませんでした。ハリウッドでリメイクされたほどなので世界的には良作...
軍隊・エージェント

【良作】RONIN(1998年)_殺伐としたプロの世界が魅力的(ネタバレあり・感想・解説)

(1998年 アメリカ)70年代の空気を纏った90年代のアクション映画。シブイ親父軍団が画面を席捲し、CGを嫌った監督によるガチンコスタントが炸裂して、なかなか目を楽しませてくれます。また殺伐としたプロの世界の構築にも成功しており、その本物...
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