90年代

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サスペンス・ホラー

【良作】ホワイトハウスの陰謀_ほどほどに楽しめる(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)タイトルから連想される壮大さはないし、多くの構成要素をぶち込んだ割には機能していないものもチラホラあるのですが、テンポよく謎解きが進んでいき、後味も悪くないので、午後ローでダラダラと見る分には楽しめる映画です。こうい...
クリーチャー・メカ

【凡作】アナコンダ_おっさんが大蛇より目立っちゃダメ(ネタバレなし・感想・解説)

(1997年 アメリカ)アナコンダよりもジョン・ヴォイトの方がキャラ立ちしているという問題ある構成のモンスター映画でした。またジョン・ヴォイトとジェニファー・ロペスがアホの騙し合いのような低レベルな争いをするので極限状態のサスペンスとしても...
クライムアクション

【良作】バード・オン・ワイヤー_ユルいがきっちり面白い(ネタバレあり・感想・解説)

(1990年 アメリカ)見たことが何の足しにもならないが、見ている間はきっちりと楽しめるという、ある意味でザ・ハリウッドな映画。こういう映画があってもいいじゃないですか。 あらすじ かつて麻薬密輸事件の重要証人としてDEA捜査官の汚職を証言...
サスペンス・ホラー

【凡作】トゥルー・クライム_万事うまくいきすぎで起伏に欠ける(ネタバレあり・感想・解説)

(1999年 アメリカ)死刑執行当日に死刑囚の冤罪を証明するために奔走する記者の物語なのですが、事前に設けられたハードルの高さに対して物語は意外とスムーズに進捗していき、サスペンス映画としての盛り上がりどころを逃しているように感じました。 ...
クライムアクション

【駄作】マーキュリー・ライジング_登場人物が全員愚か(ネタバレあり・感想・解説)

(1998年 アメリカ)まったく緊張感のないサスペンスアクション。その原因は追う側も追われる側も合理的な判断を下していないことであり、双方が行き当たりばったりの行動をしているうちに、より多くのボロを出した方が負けるという程度の低い追っかけっ...
クライムアクション

【凡作】暗殺者(1995年)_ランボーvsデスペラードは後半失速(ネタバレあり・感想・解説)

(1995年 アメリカ)警察を軽くあしらうほどの暗殺者達の実力、卓越した技能と頭脳を駆使した応酬戦が描かれる前半部分は素晴らしい出来だったのですが、ラストに向けて計ったようにつまらなくなっていくという残念な映画でした。見る価値はあるのですが...
軍隊・エージェント

【凡作】アサシン 暗・殺・者_可もなく不可もなく(ネタバレあり・感想・解説)

(1993年 アメリカ)リュック・ベッソン監督の『ニキータ』(1990年)のハリウッドリメイクであり、前作で論理的におかしかった部分の補正が為されており、随分と見やすくなっています。その一方で湿っぽさは減少しており、望まない殺し屋業を背負わ...
軍隊・エージェント

【凡作】ニキータ(1990年)_コスパの悪い殺し屋(ネタバレあり・感想・解説)

(1990年 フランス)リュック・ベッソンの映画にリアリティを求めるのは筋違いかもしれませんが、それにしても本作の殺し屋像はあまりにも筋が通っていなくて、気持ちが話に入っていきませんでした。ハリウッドでリメイクされたほどなので世界的には良作...
軍隊・エージェント

【良作】RONIN(1998年)_殺伐としたプロの世界が魅力的(ネタバレあり・感想・解説)

(1998年 アメリカ)70年代の空気を纏った90年代のアクション映画。シブイ親父軍団が画面を席捲し、CGを嫌った監督によるガチンコスタントが炸裂して、なかなか目を楽しませてくれます。また殺伐としたプロの世界の構築にも成功しており、その本物...
災害・パニック

【凡作】バックドラフト_サスペンス要素は蛇足だった(ネタバレなし・感想・解説)

(1991年 アメリカ)世評と個人的な感想がどうにも一致しない映画というものがあります。私にとっては本作がそれ。子供の頃から何度も見ており、火災消化場面などに見所は感じているものの、全体としては雑多な構成要素の調和に失敗した冗長な映画という...
クライムアクション

【凡作】ブローン・アウェイ/復讐の序曲_ドラマとアクションのブレンドに失敗(ネタバレあり・感想・解説)

(1994年 アメリカ)後のオスカー俳優を複数人配置したゴージャスなサスペンスアクション大作なのですが、監督の演出力不足からかドラマを有効に描けておらず、演技派を配置した大人の娯楽作という企画意図は実現できていませんでした。クライマックス付...
クライムアクション

【良作】交渉人(1998年)_理想的なサスペンスアクション(ネタバレあり・感想・解説)

(1998年 アメリカ)本作ほどサスペンスとアクションが調和した作品は珍しいのではないでしょうか。スリル溢れるサスペンスがしっかりと存在感を示しており、アクションは従たるものというバランスが良く、また演技のできる俳優を大勢配置したことでキャ...
サスペンス・ホラー

【凡作】ウルフ(1994年)_ホラーもドラマも中途半端(ネタバレあり・感想・解説)

(1994年 アメリカ)古典的なモンスターと企業のパワーゲームを絡めた切り口こそ新鮮なのですが、意図したほど面白くなっていないという印象です。中年男が狼のパワーを得て憎き上司や裏切り者の部下に反撃する話の割には爽快感がないし、制御できないパ...
その他

【駄作】ソルジャー・ゴールド_驚くべきショボさ(ネタバレあり・感想・解説)

(1994年 アメリカ)射撃やフェンシングの名手であるペンタスロン選手を主人公にしたアクション映画という着想こそ良かったものの、予算や技術が不足していたためにプロvsプロの死闘が演出されておらず、どうにも気の抜けた作品に終わっています。駄作...
災害・パニック

【凡作】デイライト_映画史上最も文句の多い生存者(ネタバレあり・感想・解説)

(1996年 アメリカ)トンネル爆破場面は素晴らしい出来なのですが、ワガママばかり言う生存者がうるさくて仕方がなく、生き残って欲しいと思える人物が誰一人いなかったことはしんどかったです。 ©Universal Pictures あらすじ ニ...
SF・ファンタジー

【良作】コンタクト_知的にも程があるSFドラマ(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)そのタイトルが示す通りファーストコンタクトものなのですが、異星人はどんな形で我々に接触してくるのか、人間社会はこれにどう反応するのかが極限のリアリティで構築されています。加えて、科学と信仰という重いテーマに終止符を打...
災害・パニック

【良作】ツイスター_常軌を逸した見せ場が楽しい(ネタバレあり・感想・解説)

(1996年 アメリカ)見せ場は今見ても大迫力であり、本当にトラクターを落下させて撮影しているライブアクションなんて、むしろ現在の目で見る方が新鮮に映りました。自らの意思で竜巻に突っ込んでいくストームチェイサーが主人公なので緊張感を欠くとい...
災害・パニック

【良作】ボルケーノ_缶コーヒーを差し入れたくなる映画(ネタバレなし・感想・解説)

(1997年 アメリカ)科学考証は無茶苦茶と言われている映画なのですが、災害に対応する公務員達の姿は実に魅力的であり、かつ、対応策は難しすぎずバカっぽくもなく丁度いい塩梅のものであり、危機管理を描いた映画としては非常によく出来ています。同時...
災害・パニック

【凡作】ダンテズ・ピーク_仕事しない町長と溶けないタイヤ(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)見せ場のバリエーションやVFXが素晴らしく、災害場面は実に見応えがあったのですが、ドラマがどうにもめんどくさかった上に、バカがバカなことをしでかした結果、主人公達が危険に巻き込まれるというストレスの溜まる構成となって...
サスペンス・ホラー

【良作】ミザリー_狂気vs知性の攻防戦(ネタバレあり・感想・解説)

(1990年 アメリカ) いつキレるか分からない上に、キレ出すと手に負えなくなるおばさんとの同居という、幽霊や悪魔よりもはるかに怖いシチュエーションの映画でした。キャシー・ベイツの顔芸も光っており、終始イヤな汗をかかされます。 ©Twent...
軍隊・エージェント

【駄作】ダブルチーム_ミッキー・ロークの無駄遣い(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)豪勢な見せ場の連続なので楽しみたいという思いはあるものの、誰が誰を狙っているのか分かりづらい下手くそな編集のせいで見せ場がつまらないものになっているし、私怨vs私怨の構図も有効に機能していません。 ©Sony Pic...
クライムアクション

【凡作】沈黙の要塞_セガールの説教先生(ネタバレあり・感想・解説)

(1994年 アメリカ)セガールのナルシシズムが全開になった作品であり、相当イタい内容でした。ただし企画はそれなりに考えられており、セガールがくっつけた余計な尾ひれを度外視すれば、ある程度は楽しめるアクション映画となっています。 ©Warn...
軍隊・エージェント

【良作】ザ・ロック_マイケル・ベイの最高傑作(ネタバレあり・感想・解説)

(1996年 アメリカ)音楽と映像が混然一体となった見せ場はMTV出身監督ならではの完成度だし、アクションでドラマを語るということもできており、2時間たっぷり楽しませてくれます。見てくれ重視の映画なのでたまにおかしな部分もありますが、つっこ...
クライムアクション

【良作】コン・エアー_突き抜けて偉業の域に達したバカ映画(ネタバレなし・感想・解説)

(1997年 アメリカ)決して真面目に見る映画ではないのですが、作り手側もそれは織り込み済の上で、より派手により面白くを追及して作られた作品なので、頭空っぽにして破壊を楽しむアクション大作としては実によくできています。 © Buena Vi...
クライムアクション

【良作】フェイス/オフ_濃厚コッテリなジョン・ウー総決算(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)ジョン・ウーの過剰な演出とハリウッド資本が見事な連携を見せたアクション大作。見せ場は目を見張るほどド派手なのですが、それらすべてのアクションは登場人物の感情表現として機能しており、かつてないほどエモーショナルなアクシ...
軍隊・エージェント

【駄作】ブロークン・アロー_ジョン・ウーの無駄遣いが目に余る(ネタバレあり・感想・解説)

(1996年 アメリカ)緊張感なくダラダラと続く追いかけっこに終始したジョン・ウー史上最低作品。本作のプロデューサー達はジョン・ウーに銃撃戦をほとんど撮らせないという愚を働き、ヘリコプターだけがやたら景気よく爆発するという、ヤン・デ・ボンや...
その他

【凡作】カットスロート・アイランド_史上最高の爆破だけを堪能する映画(ネタバレあり・感想・解説)

(1995年 アメリカ)整理されていないキャラクター、困れば方向転換を繰り返すストーリーと映画としては面白くないのですが、尋常ではない予算がかかっている映画なので爆破シーンは圧巻であり、アクション映画として見る価値はあります。 あらすじ 女...
クライムアクション

【駄作】スピード2_驚くべき失速ぶり(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)キャラクター、アクション共に後退したガッカリな続編でした。またユーモアとスリルのバランスも崩れており、監督や俳優が笑いを取ろうとする度に観客の舌打ちが聞こえてきそうな内容となっています。クライマックスの豪勢な見せ場こ...
クライムアクション

【良作】スピード_簡潔で面白いアクション映画の理想形(ネタバレなし・感想・解説)

(1994年 アメリカ)密度の濃いアクションと簡潔だが好感の持てるキャラ描写と、アクション映画としての過不足がまるでない理想的な仕上がりとなっています。誰が見ても面白いと思える作品ではないでしょうか。 ©Twentieth Century ...
災害・パニック

【良作】アウトブレイク_感染パニックものでは一番の出来(ネタバレあり・感想・解説)

(1995年 アメリカ)パンデミックの恐ろしさがかなりの迫真性で描かれると同時に、こういうものが上陸した時に政府はどう対応するのかというシミュレーション映画としてもよく出来ており、加えて演技の質も高く、かなりの見応えがありました。一般的な娯...
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