2010年代

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軍隊・エージェント

【良作】アウトロー(2012年)_ハードボイルド界の寅さん(ネタバレなし・感想・解説)

(2012年 アメリカ)原作とイメージが違いすぎるなどと批判の多い作品ですが、純粋にサスペンスアクションとしてよくできている上に、トム・クルーズの非凡な存在感がジャック・リーチャーというキャラクターにもマッチしていて、私は好きな作品です。 ...
軍隊・エージェント

【良作】キラー・エリート(2011年)_息詰まるプロ同士の攻防戦(ネタバレあり・感想・解説)

(2011年 アメリカ)殺し屋vs元SASという素敵なカードが実現したアクション映画ではあるのですが、ロバート・デ・ニーロとクライヴ・オーウェンが殺人マシーンを演じたことでドラマ性が発生しているし、ストーリーは国際政治のダーティさを反映した...
災害・パニック

【凡作】ワイルド・ストーム_90年代アクション映画の落穂ひろい(ネタバレあり・感想・解説)

(2018年 アメリカ)ハリケーンの中での強盗事件という、本当にそれだけの映画。今どき珍しいほどドラマやリアリティへの目配せがなく、ひたすら大味なアクション映画なので、現在の観客の嗜好にはやや合っていないと思います。 あらすじ 財務省が所管...
サスペンス・ホラー

【駄作】バックトレース_スタローンの小遣い稼ぎ映画(ネタバレあり・感想・解説)

(2018年 アメリカ)スタローンの総出演時間が10分程度という詐欺映画。その志の低さを反映するかのように本編にも見るべき点が少なく、スターが頑張らないのでアクションは盛り上がらないし、論理が甘いのでサスペンスとして洗練しないしと、良いとこ...
軍隊・エージェント

【良作】ランボー ラスト・ブラッド_熱く激しい怒りの物語(ネタバレあり・感想・解説)

(2019年 アメリカ)シンプルで力強い物語とブルータルな見せ場が融合した見事なアクション映画でした。物語はテンプレ通りに盛り上がっていき、クライマックスの戦闘で大爆発する。最高でした。 あらすじ 前作ラストでアリゾナの実家に戻ったランボー...
災害・パニック

【駄作】バックドラフト2_消火活動が描かれないダメ続編(ネタバレあり・感想・解説)

(2019年 アメリカ)このサイトでレビューしてきた作品の中でも最低かもしれないほどの低クォリティ映画であり、本当に見る価値がありません。キャラメルコーンの袋の底に残った豆程度の価値すらありません。もし時間が有り余っていたとしても見ることを...
クライムアクション

【凡作】マキシマム・ブラッド_満身創痍で戦うヴァンダム(ネタバレあり・感想・解説)

(2014年 カナダ)暴力に明け暮れた人生を後悔しながら生きるヴァンダムの老兵感がよく、ロートル最後の戦いというテーマは生きていました。他方で、複雑な家族関係や信仰と暴力といった本編中に散りばめられたテーマは全然活きておらず、シンプルなバイ...
クリーチャー・メカ

【良作】ロボコップ(2014年)_大胆にアップデートされた21世紀版ロボコップ

(2014年 アメリカ)2028年、オムニ社は主に中東での軍事用ロボット配備で収益を上げていた。次に狙うのはアメリカ国内市場だったが、法律の壁に阻まれて苦戦を強いられていた。そんな中、汚職捜査中に爆弾を仕掛けられて瀕死の重傷を負ったアレック...
SF・ファンタジー

【良作】ジャッジ・ドレッド(2012年)_硬派なデカレンジャー(ネタバレなし・感想・解説)

(2012年 イギリス・南ア・アメリカ・インド)スタ版から製作規模は大きく縮小したものの、英国らしいどんよりとした空気やドレッドのダークヒーローぶりが光る好編に仕上がっていました。圧倒的劣勢なのに1ミリ秒たりとも動じない堂々たる態度に、悪党...
クリーチャー・メカ

【凡作】ターミネーター:ニュー・フェイト_キャメロンがやってもダメだった(ネタバレあり・感想・解説)

(2019年 アメリカ)直近三作品と同じく、ターミネーターの二次創作物という域を越えられておらず、キャメロン自身がやってもこの有様では、もう誰がやってもターミネーターシリーズはうまくいかないのでしょう。ただし、老いたT-800が出ている部分...
クリーチャー・メカ

【凡作】ターミネーター:新起動/ジェニシス_アイデアは凄いが演出悪すぎ(ネタバレあり・感想・解説)

(2015年 アメリカ)シリーズ史上最高とも言えるアイデアのぶち込まれた魅力的な企画だったのですが、大作映画に馴染まないアラン・テイラー監督の凡庸な演出と、シリーズ化前提だったため本作には直接関わらないが、続編のために必要な要素を描いておく...
SF・ファンタジー

【良作】コナン・ザ・バーバリアン_血と見せ場たっぷりの快作(ネタバレなし・感想・解説)

(2011年 アメリカ)興行的にも批評的にも大苦戦した作品なのですが、なぜそんなに評判が悪いのか理解できないほど楽しく見応えのある作品でした。日曜洋画劇場で慣れ親しんだ『コナン・ザ・グレート』(1982年)よりも好きかもしれないですね。 コ...
軍隊・エージェント

【傑作】ミッション:インポッシブル/フォールアウト_ここ数年で最高のアクション(ネタバレあり・感想・解説)

(2018年 アメリカ)見せ場には何一つ平凡なものがなく、見せ場と見せ場を繋ぐ物語もスムーズであり、後半に向けて計ったように盛り上がっていく。つまり、理想的なアクション映画ということです。 ©Paramount Pictures IMAXに...
軍隊・エージェント

【凡作】ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション_計ったように盛り下がっていく(ネタバレあり・感想・解説)

(2015年 アメリカ)トムが離陸する飛行機にしがみつくイントロは物凄い迫力で本当に驚いたのですが、そこから見せ場はどんどんスケールダウンしていき、最終的にロンドンでの地味な追っかけっこで終わるという構成のマズさで失敗しています。 ©Par...
軍隊・エージェント

【良作】ミッション:インポッシブル/ ゴースト・プロトコル_面白いけどややこしい(ネタバレあり・感想・解説)

(2011年 アメリカ)トムの常軌を逸したスタントが始まったのは本作から。オリジナリティ溢れるデスウィッシュアクションを高密度のストーリーの中で見せるという本シリーズのフォーマットはようやくここで確立しました。ただし物語が複雑すぎるきらいが...
クリーチャー・メカ

【凡作】遊星からの物体X ファーストコンタクト_なぜ犬追い人を主人公にしなかったのか(ネタバレあり・感想・解説)

(2011年 アメリカ)1982年版への敬意や愛情は理解できるものの、手間と金のかかった二次創作物の域を脱していませんでした。本作固有の何か強烈な要素があれば良かったのですが。 © 2011 Universal Studios. ALL R...
サスペンス・ホラー

【駄作】バイオハザード: ザ・ファイナル_ご都合主義で摩耗しきった最低作(ネタバレあり・感想・解説)

(2016年 アメリカ)シリーズ最低作。そもそもポテンシャルの高いシリーズではありませんが、そんなシリーズ中でも一際酷い出来だったと思います。前作ラストにおけるクリフハンガーの放棄、見せ場の規模の縮小、暗くて見づらい画面、死んだはずのキャラ...
サスペンス・ホラー

【良作】バイオハザードV リトリビューション_バカバカしくも楽しいアクション大作(ネタバレあり・感想・解説)

(2012年 アメリカ)アクションだけに特化した作品。『2』もそうでしたが、このシリーズは話を進めることを放棄するとうまく流れ始めます。本作の怒涛のアクションには目を奪われたし、キャラクター勢ぞろいのお祭り的な意味合いもあって、かなり好きな...
サスペンス・ホラー

【凡作】バイオハザードIV アフターライフ_シリーズの立て直しに失敗(ネタバレあり・感想・解説)

(2010年 アメリカ)支離滅裂な内容。強くなりすぎて収拾がつかなくなりつつあったアリスを常人レベルに戻したはいいが、それでは話が動かなくなるので結局従来通り強いままだったり、ウェスカーに強敵としての高いスペックを与えたはいいが、その能力を...
クリーチャー・メカ

【駄作】ザ・プレデター_要らない新機軸ばかり付け加えられたシリーズ随一の駄作

(2018年 アメリカ)アメリカ特殊部隊のスナイパーであるクイン・マッケナは、南米での任務中に宇宙船の墜落事故に居合わせる。仲間を失い、自身も命からがら生還したが、宇宙人と交戦したという話に誰も取り合ってくれないどころか、仲間を殺した罪を問...
SF・ファンタジー

【駄作】トータル・リコール (2012年)_見せ場の連続なのに手に汗握らない(ネタバレあり・感想・解説)

(2012年 アメリカ)1990年のポール・バーホーベン版も随分と大味なアクション大作だと思っているので、過去作品を過度に神格化した上でリメイクを腐す気はないのですが、それでもアクション映画としてただただ面白くなかったという点で低評価となり...
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