2020年3月の午後ローがわんぱくすぎる!

3月の午後ローがえらいことになっていますぞ

午後のロードショー(略して午後ロー)の来月2020年3月分の放送予定が早くもテレ東HPで公開されていたのですが、そのラインナップが神がかっていてビビりました。

セガール(『沈黙の要塞』『沈黙の聖戦』)、ヴァンダム(『ハード・ターゲット』)、スタローン(『デッドフォール』)とアクション俳優を押さえまくっている上に、ウォルター・ヒル(『48時間』『48時間 PART2/帰って来たふたり』)、スピルバーグ(『激突!』)、イーストウッド(『アイガー・サンクション』)と映画界の名手達もラインナップ。

加えて、1月から長期特集中の007(『ユア・アイズ・オンリー』『オクトパシー』『美しき獲物たち』『リビング・デイライツ』)に、パニック(『ダンテズ・ピーク』『フライト・ゲーム』)まで加わっていて、もはやわんぱく映画の満願全席状態です。

そして、その間に天才子役時代のハーレイ・ジョエル・オスメント主演の『ウォルター少年と、夏の休日』を挟むという謎の箸休め。すべてを筋肉で覆いつくすのではなく、途中にこんな映画を放り込む闇鍋感が午後ローなのです。

2020/3/2 沈黙の要塞
2020/3/3 ヒットマン
2020/3/4 48時間
2020/3/5 チャーリーズ・エンジェル
2020/3/6 007/ユア・アイズ・オンリー
2020/3/9 沈黙の聖戦
2020/3/10 アイガー・サンクション
2020/3/11 48時間 PART2/帰って来たふたり
2020/3/12 激突!
2020/3/13 007/オクトパシー
2020/3/16 ザ・ディープ
2020/3/17 スパイ・レジェンド
2020/3/18 ハード・ターゲット
2020/3/19 007/美しき獲物たち
2020/3/23 ウォルター少年と、夏の休日
2020/3/24 ダンテズ・ピーク
2020/3/25 デッドフォール
2020/3/26 フライト・ゲーム
2020/3/27 007/リビング・デイライツ
2020/3/30 紀元前1万年
2020/3/31 ファイナル・デスティネーション

【番組HP】https://www.tv-tokyo.co.jp/telecine/oa_afr_load/

念のため、午後ローとは

『午後のロードショー』(ごごのロードショー)は、テレビ東京の関東ローカル番組で、月 – 金曜日の13:35 – 15:40(JST、以下略)の番組枠「午後エンタ」(後述)内で放送されている映画番組である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%88%E5%BE%8C%E3%81%AE%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC

注目作品はこれだ!

沈黙の要塞(3月2日放送予定)

言わずと知れた沈黙シリーズ第2弾で、セガール唯一の監督作。

実は午後ロー史上もっとも多い7回の放送回数を誇る作品なのですが、最後に放送されたのは2015年5月のことで、ここ5年ほどはご無沙汰でした。

90年代のセガールはソフト版と地上波版とでフィックス声優が異なっており、ソフト版収録は玄田哲章さん、日曜洋画劇場で慣れ親しんだ大塚明夫さんの声はソフト未収録です。この点、午後ローで放送されるセガールは大塚明夫さんで統一されているので、今回の放送もソフト未収録の日曜洋画劇場版で間違いないと思います。

加えて、これは意外なのですが本作はBlu-rayが発売されていないので、HD画質で見られる機会としても今回の放送は貴重です。

48時間(3月4日放送予定)

バディアクションという80年代から90年代にかけてのアクション映画界のスタンダードを作り上げた作品であり、わんぱく映画史上の旧約聖書とも言える重要作品。また、スタンダップコメディアンだったエディ・マーフィーを映画スターにした作品でもあります。

この映画も吹替が複数存在しており、ソフト版に収録されているのは2017年に収録された山寺宏一×大塚明夫版です。しかしエディ・マーフィーと言えば下条アトムさんですよね。下条アトム×石田太郎による水曜ロードショー版もちゃんと存在しているのですが、残念ながらソフト未収録。

今回の放送がどのバージョンになるのかは現時点で不明なのですが、午後ローは昨年放送した『ビバリーヒルズ・コップ2』『同3』でもソフト未収録の地上波下条アトム版を放送しており、今回も下条アトム版が放送される可能性が高いと思われます。よってこの放送も貴重。

ハード・ターゲット(3月18日放送予定)

ヴァンダムとジョン・ウーの奇跡のコラボが実現した唯一の作品。本作の興行的成功に気を良くしたユニバーサルはこのコンビでもう一本映画を作りたがったようなのですが、両者が余りに険悪になりすぎて実現しなかったという因縁の作品でもあります。

Blu-ray版には吹替が未収録となっており、ソフトで吹替が見られるのはDVD版のみ。ただしこのソフトがDVD黎明期の1998年のもので画質的に相当厳しく、かつ画角もレターボックスサイズなので、正直言って見られたものではありません。

よって、HD画質&吹替で見られるという点で今回の放送は貴重なのです。

ダンテズ・ピーク(3月24日放送予定)

ゲイル・アン・ハード製作&リンダ・ハミルトン共演というジェームズ・キャメロンの元嫁コンビによる火山噴火パニック。当時最先端のVFX技術を用いた見せ場に、ピアース・ブロスナン扮する地質学者が事前に警告を発するが地元の役員会に聞く耳を持たれないという『ジョーズ』(1975年)の要素をトッピングした新旧折衷的な作品です。

ピアース・ブロスナンのフィックス声優は、ソフト版では神谷明さん(a.k.a.冴羽りょう)、地上波版では田中秀幸さん(a.k.a.テリーマン)と分かれています。個人的には田中秀幸さんの優男的な声質がピアース・ブロスナンに合っていると思っているのですが、残念ながらソフト収録は神谷明版のみとなっています。

今回の放送がどちらになるのかは現時点で不明なのですが、田中秀幸版が放送される可能性が高いので要チェックです。

デッドフォール(3月25日放送予定)

ランボーとスネーク・プリスケンの共演が実現したアクション大作。二人は実に28年後に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年)で再共演を果たします。ただし二人が顔を合わせる場面がないので、有難みは少ないのですが。

かつて、スタローンのフィックス声優は玄田哲章さん、ささきいさおさん、銀河万丈さんの3人でしたが、『エクスペンダブルズ』(2010年)以降はささきいさおさんに一本化されつつあります。本作についてもささきいさおさんが吹替をした日曜洋画劇場版が存在しているのですが、ソフトに収録されているのは玄田哲章版のみ。

前回午後ローで放送された時には日曜洋画劇場版で、今回も同じバージョンが放送されると思うので、ソフト未収録のささきいさお版を見られる機会と言うことで貴重です。

最後に

地上波での映画放送枠の減少と共に、ここ数年の午後ローは新しめの大作も普通に放送するようになっていますが、ひと山なんぼのB級映画や、おっさんが食いつく古めの映画を放送してこそ、テレ東の午後だなという気がします。

そして、春休みで何となくテレビを付けた学生さん達には、細くてよく動いていた頃のセガールや、若くキレッキレだった頃のヴァンダム、全米No.1ヒットをとりまくっていた頃のスタローンらの雄姿をとくと堪能していただきたいなと思います。

あと、動画配信で映画を見ることが多くなって、好きなものを好きなだけ見られるというブッフェ形式に慣れてしまっていたので、来週は何が放送されるんだろうと運ばれてくるメニューを受動的に待つというテレビ洋画劇場感覚のワクワク感も久しぶりに思い出すことができました。

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