クリーチャー・メカ

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【凡作】ザ・デプス_コミュニケーション不足の職場は危ない(ネタバレあり・感想・解説)

(1989年アメリカ)肝心の深海モンスターのお姿はほとんど拝めず、大半の問題は特定のクルーが引き起こしているという、何とも壮絶なモンスターパニック(実は人災)だった。ただしこの問題児のキャラに妙な味があるので、駄作とは切って捨てられない魅力...
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【良作】シーバース/人喰い生物の島_クローネンバーグ衝撃のデビュー作(ネタバレあり・感想・解説)

(1975年カナダ)ヒットはしたが、そのエログロな作風に抗議が殺到したデヴィッド・クローネンバーグの商業デビュー作。肉体と精神の変容というテーマや、妙に合理的な背景など、その後のクローネンバーグ作品の構成要素がデビュー作の時点でほぼ網羅され...
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【良作】サイボーグ2_アンジェリーナ・ジョリーが眩しすぎる(ネタバレあり・感想・解説)

(1993年アメリカ)ビデオスルーのB級SFだが、かと言って切って捨てられない魅力がある。限られた予算の中でもちゃんとSFできているし、出演者は思いのほか豪華。アンジェリーナ・ジョリーは無名時代から輝いていた。作品解説『サイボーグ』(198...
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【凡作】サイボーグ(1989年)_話はマズイがヴァンダムは素晴らしい(ネタバレあり・感想・解説)

(1989年アメリカ)さほど難しくないはずなのに、一度見ただけでは分からない話はアルバート・ピュン節全開で、映画としての出来は決してよろしくない。ただし若い頃のヴァンダムのアクションはキレッキレだし、顔もイケメンだ。アクションスターを見る映...
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【良作】ザ・フライ2 二世誕生_ティーン向けホラー(ネタバレなし・感想・解説)

(1989年アメリカ)前作の出来には及ばないが、ホラー映画としては依然として高水準を維持している。脚本家フランク・ダラボンの構成力が光っており、ティーン向けホラーとして生まれ変わった本作には本作の良さがある。作品解説難産だった第2弾前作『ザ...
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【傑作】ザ・フライ_グロ切ない純愛ドラマ(ネタバレあり・感想・解説)

(1986年アメリカ)トラウマ級描写が何度も何度も炸裂する完全無欠のホラー映画だが、そこに純愛や嫉妬心といった人間ドラマが巧妙に絡められており、ただの悪趣味映画に終わっていない。理系にも明るいクローネンバーグによるモンスター造形も神がかって...
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【良作】エイリアン_モンスター映画の金字塔(ネタバレあり・感想・解説)

(1979年アメリカ)モンスター映画の金字塔であり、現在の目で見ても、何度見ても、怖くて面白い。スラッシャー映画としての演出がよく出来ている上に、エイリアンの設定や美術デザインなども優秀で、死角が全くないのが凄い。作品解説新人脚本家ダン・オ...
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【凡作】サラマンダー_そのドラゴン、人類滅ぼせます?(ネタバレなし・感想・解説)

(2002年アメリカ)ドラゴン、文明崩壊後の世界、クリスチャン・ベールと、男子の好きなものがぎっしり詰まった作品のはずが、驚くほど盛り上がらずに終わった企画倒れ映画。好きなものをいくつ積み重ねても、面白さが数倍になるわけではないということが...
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【凡作】グレートウォール_東西折衷闇鍋怪獣映画(ネタバレあり・感想・解説)

(2017年アメリカ・中国)中国の時代劇×モンスターパニック×マット・デイモンという闇鍋映画。最後まで絶妙なブレンドには至らなかったので、映画としての出来はイマイチと言える。しかし巨匠チャン・イーモウの持てる技術を駆使した見せ場の迫力は圧巻...
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【凡作】レリック_死体に気合入りまくり(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年アメリカ)人間のキャラクターにもモンスターにも魅力がなく、おまけに画面が暗すぎて何が起こっているのか分からないという、何とも困ったモンスターパニックだが、激しく損壊した死体の描写だけには異様なこだわりがあって見ごたえがあった。最...
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【良作】エイリアンVSプレデター_両雄並び立つ(ネタバレあり・感想・解説)

(2004年アメリカ)有名キャラクターの競演作としてはなかなか優秀で、両雄がきちんと並び立っていた。コンパクトにまとめられた作品なのでボリューム感がない、プレデターが人間に絡み過ぎで魅力が減っているなどの問題もあるにはあるが、合格点には達し...
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【良作】プレデターズ_殺しのドリームチーム(ネタバレあり・感想・解説)

(2010年アメリカ)世界各国から集められた殺しのプロたちがプレデターの獲物にされるというドリームマッチ感が素晴らしく、第一作の次に面白いと感じた。モーフィアスが出ている場面が猛烈につまらなかったり、プレデター側でパワーのインフレが起こって...
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【駄作】プレデター:ザ・プレイ_政治的配慮をするプレデター(ネタバレあり・感想・解説)

(2022年アメリカ)プレデターの新作ではあるが、シリーズのアイデンティティをも揺さぶるほどの悪しき改変が加えられており、全然面白くなかった。ヒロインを勝たせねばならないという作劇上の都合が前面に出過ぎていて、戦力描写がおかしい。これはバト...
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【良作】D.N.A./ドクター・モローの島_獣人による市民革命(ネタバレあり・感想・解説)

(1996年アメリカ)昔見てつまらなかったのだが、最近見ると印象が全然違って物凄く面白かった。個人と秩序の関係という社会契約論的な話に始まり、市民革命の勃発から挫折までを描いた含蓄ある物語で、そう思って見れば高校時代の世界史選択者にはグッと...
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【凡作】ドクター・モローの島_熱血漢が秩序を壊す(ネタバレあり・感想・解説)

(1977年アメリカ)チャチな特殊メイク、平板なキャラクター、凡庸な演出と、映画としてはあまり面白くなかった。学者バカのモロー博士vs熱血漢ブラドックの対比と、結果的にブラドックの正義感が島の秩序を破壊するという顛末は良かったけど、面白さと...
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【良作】エイリアン・ネイション_元祖『第9地区』(ネタバレあり・感想・解説)

(1988年アメリカ)宇宙移民と差別主義者のコンビという『第9地区』(2009年)を先取りした物語だが、バディ刑事ものという定番ジャンルを換骨奪胎した本作もかなり面白い。水と油のコンビが次第に本物のバディになっていく様には、定番ながらも熱い...
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【良作】第9地区_反撃のカタルシス(ネタバレあり・感想・解説)

(2009年アメリカ・南アフリカ・ニュージーランド)人種差別をテーマにしたヘビーなメッセージ性と、燃える戦争アクションを組み合わせた充実のSFアクション。監督のリミックスセンスが冴えわたっており、最初から最後まで面白い。設定の穴は少なからず...
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【良作】ザ・グリード_面白いしよく出来ている(ネタバレなし・感想・解説)

(1998年アメリカ)密輸業者+美人泥棒+ハイテクで武装した傭兵VS謎の人食い怪獣というキワモノ映画なのですが、これが高い構成力で破綻なくまとめられており、驚くほど良くできています。巨大怪獣のインパクトと意外性は最後まで維持されているし、モ...
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【凡作】ヴァイラス(1999年)_サザーランドロボに注目(ネタバレあり・感想・解説)

(1999年アメリカ)優秀な特殊効果技師が何人も集まって作った映画だけに、VFXは素晴らしい出来で楽しめます。ただし演出が平板で盛り上がりに欠けるために、映画としては良い出来ではありませんでした。作品解説特殊効果技師ジョン・ブルーノ唯一の監...
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【良作】ゴジラvsコング_正しい怪獣プロレス(ネタバレあり・感想・解説)

(2020年アメリカ)人間ドラマは不要と言わんばかりに怪獣のみにフィーチャーした潔い作風、大迫力の怪獣バトル、ちゃんと決着をつけるという姿勢と、いろいろと正しい怪獣映画でした。第一作のリアル路線も良いのですが、ここまで振り切るのもありですね...
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【良作】トゥモロー・ウォー_前半最高、後半グダグダ(ネタバレあり・感想・解説)

(2021年アメリカ)前半部分は「『スターシップ・トゥルーパーズ』以来の傑作誕生!」とかなり興奮したのですが、後半に入るとこじんまりとし始める&話のアラも目立ってくるで、全体的には標準レベルの良作というところでした。前半の勢いで突っ走ってく...
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【凡作】スピーシーズ 種の起源_追跡隊が役立たず(ネタバレあり・感想・解説)

(1995年アメリカ)異星人との接触は遭遇ではなく情報ではないかという着想は素晴らしく、実はなかなかSFしてる映画なのですが、その対策に当たる追跡隊に緊張感がないうえにロクな見せ場もないので、印象に残るのはナターシャ・ヘンストリッジの裸だけ...
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【凡作】スターシップ・トゥルーパーズ3_今日は死に日和(ネタバレあり・感想・解説)

(2008年アメリカ)毒気は残しつつもバーホーベンのような辛辣さは薄れており、むしろ笑いの要素が強くなっています。見せ場においては目玉であるパワードスーツに製作リソースを全投入しているので、それ以外の部分はかなりパワーダウン。『1』が好きな...
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【凡作】インベージョン_理想郷か現状維持か(ネタバレあり・感想・解説)

(2007年アメリカ)『盗まれた街』の4度の映画化の中で最大規模の大作。製作はジョエル・シルバーで、ニコール・キッドマンとダニエル・クレイグの二枚看板ですからね。ただし見せ場は単調で飽きてくるし、哲学的な問いかけは中途半端な形で切り上げられ...
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【良作】ボディ・スナッチャーズ_美少女地獄編は緊張感MAX(ネタバレあり・感想・解説)

(1993年アメリカ)『盗まれた街』の4度の映画化の中で、個人的にはベストだと思っている作品。陸軍基地という舞台設定の秀逸さや、ティーン少女を主人公に据えたことでの逼迫感の強化など、多くの試みが吉と出ています。加えてアベル・フェラーラの鬼畜...
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【凡作】SF/ボディスナッチャー_意外と逃げようがある(ネタバレあり・感想・解説)

(1978年アメリカ)不穏な空気が全体を包む前半部分は面白かったのですが、ボディスナッチの仕組みが明らかにされると、それが意外とユルユルで短期的には回避可能と思われる仕組みだったので、緊張感は減衰しました。もっと逃げ場のない設定にしてくれる...
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【凡作】ゴースト・オブ・マーズ_題材の割に弾けきらない(ネタバレあり・感想・解説)

(2001年アメリカ)あらすじやキャストを見る限りはB級アクションの最高峰になるのではという期待もあったのですが、本編には見せ場もゴア描写も不足している上に、ゴースト達も大して強くはなく、バカ映画のはずなのにまったく弾けきらない点が残念でし...
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【良作】スターシップ・トゥルーパーズ_戦争とアメリカを嘲笑した問題作(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年アメリカ)人類とエイリアンの戦争を壮大なスケールで描いた面白いSFアクションなのですが、それだけにとどまらず国家がいかにして愛国心を育み、世論を戦争肯定へと導き、若者達を戦士に変えていくのかを描いた、社会派な側面もあります。見応...
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【傑作】宇宙戦争(2005年)_SF地獄絵図(ネタバレあり・感想・解説)

(2005年アメリカ)個人的に一番好きなスピルバーグ作品。ダメ親父トム・クルーズと、まったく言うことを聞かない生意気な子供たちの一風変わった珍道中は面白いし、戦争映画で培った手法をSFに持ち込んだスピルバーグの鬼畜演出も光っています。作品解...
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【凡作】未知との遭遇_家庭を捨てるお父さん(ネタバレあり・感想・解説)

(1977年アメリカ)SF映画史上の名作ではあるのですが、UFOにのめり込むあまり無職になり、妻子を捨てて宇宙人を追いかけ始める主人公にはまったく感情移入できませんでした。シミュレーション映画としては面白いものの、ドラマの構築に難のある作品...
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