良作

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SF・ファンタジー

【良作】アバター_キャメロン版『デューン/砂の惑星』(ネタバレあり・感想・解説)

(2009年 アメリカ)映画館で見ないとほとんど意味のない映画。映像体験に全振りした内容であり、ストーリーなんて飾りに等しい。『デューン/砂の惑星』とほぼ同じ話だったし。 作品解説 全世界歴代興行成績No.1 本作は2009年12月に公開さ...
クライムアクション

【良作】ナイトホークス_熱血スタローンvs冷血ハウアー(ネタバレあり・感想・解説)

(1981年 アメリカ)マッチョ化する前のスタローンがハードボイルドでかっこいいし、悪役のルトガー・ハウアーの猛禽類のような佇まいも良い。派手さはないが、男の対決映画としてはスッキリまとまった佳作である。 作品解説 いろいろ大変だった製作現...
災害・パニック

【良作】パーフェクト・ストーム_男には行かねばならない時がある(ネタバレあり・感想・解説)

(2000年 アメリカ)身もふたもない言い方をすると判断ミスをして嵐に突っ込んでいった漁師の話なのですが、そうまでしてでも金を持って帰んなきゃいけない男たちの物語として見ると、実に熱く切ないものがあります。そこに素晴らしいVFXが被さり、人...
クリーチャー・メカ

【良作】エイリアンVSプレデター_両雄並び立つ(ネタバレあり・感想・解説)

(2004年 アメリカ)有名キャラクターの競演作としてはなかなか優秀で、両雄がきちんと並び立っていた。コンパクトにまとめられた作品なのでボリューム感がない、プレデターが人間に絡み過ぎで魅力が減っているなどの問題もあるにはあるが、合格点には達...
クリーチャー・メカ

【良作】プレデターズ_殺しのドリームチーム(ネタバレあり・感想・解説)

(2010年 アメリカ)世界各国から集められた殺しのプロたちがプレデターの獲物にされるというドリームマッチ感が素晴らしく、第一作の次に面白いと感じた。モーフィアスが出ている場面が猛烈につまらなかったり、プレデター側でパワーのインフレが起こっ...
災害・パニック

【良作】ムーンフォール_エメリッヒの最高傑作(ネタバレあり・感想・解説)

(2022年 アメリカ)ありえないほどの危機に対して負け犬が立ち上がるといういつものエメリッヒ作品なのだが、ドラマの作りこみやディザスターの完成度を考えると、本作はエメリッヒの最高傑作ではないかと思う。最後のオチで台無しになるんだが、そうい...
軍隊・エージェント

【良作】G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ_ジョン・ウーみたいな愛憎劇(ネタバレあり・感想・解説)

(2021年 アメリカ)前2作がつまらなかったので本作にも期待していなかったのだが、まさかまさかの面白さだった。全体的にシリアスで、男の友情と裏切りが作品の核をなしており、もはやG.I.ジョーというよりもジョン・ウーの映画だった。 感想 シ...
SF・ファンタジー

【良作】エスケープ・フロム・L.A._馬鹿で派手で楽しい映画(ネタバレなし・感想・解説)

(1996年 アメリカ)『ニューヨーク1997』の続編、というか実質的にはリメイク。とはいえスリルや興奮よりも荒唐無稽なアイデアと、それを無理に映像化したことによる馬鹿馬鹿しさが際立っており、前作との差別化はバッチリである。 作品解説 『ニ...
サスペンス・ホラー

【良作】光る眼_デヴィッド君が癒し系(ネタバレあり・感想・解説)

(1995年 アメリカ)ジョン・カーペンターによる黙示録だが、光る眼の子供がとにかく不気味で恐ろしい。ヤバい子供達に日常を侵食された平凡な人々の恐怖が丹念に描かれており、直接的なショックシーンはないものの、じわじわ怖がらせる良作となっている...
クライムアクション

【良作】ブロンディー/女銀行強盗_主人公に感情移入しまくり(ネタバレあり・感想・解説)

(1993年 アメリカ)公開時には大コケした映画ではあるのですが、娑婆に出た元犯罪者の苦境からスタートして、乗らざるを得なくなった犯罪計画を遂行する場面での緊張感も高く、常に主人公に感情移入しながら見ることができました。なぜこんなに不人気な...
クリーチャー・メカ

【良作】D.N.A./ドクター・モローの島_獣人による市民革命(ネタバレあり・感想・解説)

(1996年 アメリカ)昔見てつまらなかったのだが、最近見ると印象が全然違って物凄く面白かった。個人と秩序の関係という社会契約論的な話に始まり、市民革命の勃発から挫折までを描いた含蓄ある物語で、そう思って見れば高校時代の世界史選択者にはグッ...
SF・ファンタジー

【良作】エリジウム_ジョディは悪くない(ネタバレあり・感想・解説)

(2013年 アメリカ)何としてでも生きようとする主人公の生存への執着と、殺人に至上の喜びを覚える悪役の対決が凄まじい。プリミティブなドラマとハイテク描写が組み合わされた独特な作風こそがブロムカンプ節であり、社会考察的な部分も優れている。 ...
クリーチャー・メカ

【良作】エイリアン・ネイション_元祖『第9地区』(ネタバレあり・感想・解説)

(1988年 アメリカ)宇宙移民と差別主義者のコンビという『第9地区』(2009年)を先取りした物語だが、バディ刑事ものという定番ジャンルを換骨奪胎した本作もかなり面白い。水と油のコンビが次第に本物のバディになっていく様には、定番ながらも熱...
災害・パニック

【良作】カリフォルニア・ダウン_肉体派家族vs震災(ネタバレあり・感想・解説)

(2015年 アメリカ)公務そっちのけで家族の救助に走るレスキュー隊員の活躍が光る珍作だが、ディザスター描写の迫力は驚異のレベルに達している。真面目に見る映画ではないと割り切れば、きっと楽しめるはず。 作品解説 有名脚本家を何人も起用 本作...
クリーチャー・メカ

【良作】第9地区_反撃のカタルシス(ネタバレあり・感想・解説)

(2009年 アメリカ・南アフリカ・ニュージーランド)人種差別をテーマにしたヘビーなメッセージ性と、燃える戦争アクションを組み合わせた充実のSFアクション。監督のリミックスセンスが冴えわたっており、最初から最後まで面白い。設定の穴は少なから...
SF・ファンタジー

【良作】イベント・ホライゾン_宇宙の果てには地獄があった(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)クールなメカデザイン、ハードな雰囲気、意表を突くショックシーンなどが揃っていて、演出にもキレがある。SF映画としての充実ぶりに加えて、王道の脱出劇としてもよく出来ており、ダメな方のポール・アンダーソンらしからぬ良作だ...
その他

【良作】栄光の彼方に_病んだアメリカの青春(ネタバレあり・感想・解説)

(1983年 アメリカ)若き日のトム・クルーズの主演作だが、本作のトムは本当に綺麗な顔をしている。妙に鬱屈とした映画の内容も80年代の病んだアメリカ(©水野晴朗)らしいし、あの時代の青春映画としてなかなかの仕上がりとなっている、 感想 病ん...
サスペンス・ホラー

【良作】ヒッチャー(1986年)_ジョン・ライダーは何者なのか(ネタバレあり・感想・解説)

(1986年 アメリカ)表面上はサイコスリラーで、その筋で見ても十分に怖いのだが、演じるルトガー・ハウアーの怪演もあってジョン・ライダーはサイコキラーを越えた存在となっており、人間ではない何かと見ることもできる。その哲学的な奥行きが本作の魅...
サスペンス・ホラー

【良作】ザ・ブルード/怒りのメタファー_変態ですな(ネタバレあり・感想・解説)

(1979年 カナダ)Amazonプライムにあがっていたのを初鑑賞したが、クローネンバーグらしいグログロ作品で怖かった。相変わらず物語はしっかりと作りこまれているし、比喩なども込められていて、そんじょそこらのホラー映画とは違うインテリな空気...
軍隊・エージェント

【良作】ボーン・アルティメイタム_ビターなのに爽やか(ネタバレあり・感想・解説)

(2007年 アメリカ)ボーンの達人技は冴えわたり、敵も強力に。3部作で最大ボリュームの作品であり、激しいアクションの数々におなか一杯になった。ドラマのオチの付け方も絶妙であり、よくぞここまでやり切ったと感動した。 作品解説 脚本を書きなが...
軍隊・エージェント

【良作】ボーン・スプレマシー_ハードな弔い合戦(ネタバレあり・感想・解説)

(2004年 アメリカ)恋人を殺されたボーンが弔い合戦を開始するという、シリーズ随一のハードボイルド編。かつての諜報スキルを行使するボーンの圧倒的手際と、それを追うCIAパメラ・ランディの攻防戦が激熱だし、物語の着地点も良かった。個人的には...
軍隊・エージェント

【良作】ボーン・アイデンティティ_本物らしさの追求(ネタバレあり・感想・解説)

(2002年 アメリカ)地味な作風で裏稼業に生きる者のプロっぽさを演出するといういぶし銀のような作品だが、そこにマット・デイモンという若い俳優を起用したことで、化学反応が起こっている。見せ場とドラマの両輪が実によく機能しており、よく出来たア...
その他

【良作】ヤングガン2_ダークな滅びの物語(ネタバレあり・感想・解説)

(1990年 アメリカ)快活な前作からは一転して、ダークな滅びの物語となったが、これはこれで面白かった。組織の実力や目標をはき違えたリーダーがどんどんおかしくなっていく物語でもあり、前作に引き続いて、リーダーシップ論としての見応えもある。 ...
その他

【良作】ヤングガン_リーダーはアブないやつ(ネタバレあり・感想・解説)

(1988年 アメリカ)男臭い西部にアイドル俳優を大量投下した異色作だが、最後まで安定して面白い。伝統と革新のバランスの取り方が絶妙だったし、リーダーの資質のようなものも描き込まれており、組織論としての切り口も鋭い。ポップに見えて、実はよく...
その他

【良作】ラスト・アウトロー_ワイルドバンチ×ヒッチャー(ネタバレあり・感想・解説)

(1993年 アメリカ)西部劇とスリラーを組み合わせた脚本家エリック・レッドの発想力と構成力、ヒール役のミッキー・ロークの怪演等、短い上映時間ながら見るべき点の多い作品として仕上がっている。一般的な知名度は低いが、なかなかの良作だと思う。 ...
軍隊・エージェント

【良作】エクスペンダブルズ3_メルギブが最強すぎる(ネタバレあり・感想・解説)

(2014年 アメリカ)待望のウェズ、まさかのハリソン&メルギブと、シリーズ最高のメンツの揃った第3弾で、あまりの豪華さに畏敬の念すら抱いた。よく知らない若手のリクルートなど、不要としか思えないパートもあるにはあるが、このメンツのお祭り騒ぎ...
軍隊・エージェント

【良作】エクスペンダブルズ_タフガイのギャップ萌え(ネタバレあり・感想・解説)

(2010年 アメリカ)80年代アクションのダイナミックさやおおらかさを再現した作風には、当時のことをよく知る観客にとっては実家のような居心地の良さがある。映画としては完ぺきではないし、話におかしな部分もあるが、そこにツッコむのは野暮という...
SF・ファンタジー

【良作】モータルコンバット(2021年)_容赦のないアクションと変な話(ネタバレあり・感想・解説)

(2021年 アメリカ)格闘ゲーム「モータルコンバット」の再映画化で、動ける俳優たちによる華麗なアクションや、容赦のない残酷描写など、見せ場には気合入りまくりで見ごたえがあった。一方、話は滅茶苦茶で、あまりに滅茶苦茶すぎて逆に楽しめるという...
クライムアクション

【良作】コップランド_事なかれ主義のスタローン(ネタバレあり・感想・解説)

(1996年 アメリカ)スタローンが周囲から舐められまくりの冴えない保安官役で新境地を切り開いた作品であり、演技派達からいたぶられた末に正義の鉄槌を下すという、なかなか熱い映画でした。ディスクを買うほどではないが、午後ローでやっていると「見...
クリーチャー・メカ

【良作】ザ・グリード_面白いしよく出来ている(ネタバレなし・感想・解説)

(1998年 アメリカ)密輸業者+美人泥棒+ハイテクで武装した傭兵 VS 謎の人食い怪獣というキワモノ映画なのですが、これが高い構成力で破綻なくまとめられており、驚くほど良くできています。巨大怪獣のインパクトと意外性は最後まで維持されている...
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