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雑談

【検証】ディレクターズ・カット版は面白くなっているのか

VHSが普及した90年代以降、映画の複数バージョンがリリースされることが定着しました。DVDやBlu-ray等のディスクメディア時代に入るとその傾向はより加速し、パッケージソフトにはちょい足しバージョンが普通に入っているような状況となってい...
クライムアクション

【良作】レオン_燃えるアクションと秀逸なドラマ(ネタバレあり・感想・解説)

(1994年 フランス・アメリカ)アクションとドラマが絶妙に絡み合った良作です。ただし完全版は蛇足。劇場版のリリースが止まっていて出来の良い方のバージョンを容易に見られない状況がしんどいのですが、TSUTAYAに行けば運よく出会えるかもしれ...
クライムアクション

【凡作】沈黙の断崖_クセが凄いがそれなりに楽しめる(ネタバレなし・感想・解説)

(1997年 アメリカ)ウェスタンの王道を踏まえた安定感のあるストーリーと、いつものセガール映画が組み合わされた、セガール好きなら相応に楽しめる作品でした。ただし本作辺りからセガール作品にも予算がつかなくなり、『沈黙の戦艦』(1992年)や...
SF・ファンタジー

【凡作】アイランド_マイケル・ベイに知的な映画は無理だった(ネタバレなし・感想・解説)

(2005年 アメリカ)マイケル・ベイ印の見せ場は迫力があるし、20歳そこそこのスカーレット・ヨハンソンは魅力的だし、決して見所のない映画ではないのですが、SF映画としてはまるで完成されておらず、「もっと面白くできたはずなのに」と歯痒い思い...
クリーチャー・メカ

【良作】エイリアン4_今度はダークヒーローもの(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)世評は良くない作品のようなのですが、アクションとVFX両面で見応えがあり、私は十分に満足できました。ファンサービス的な情報が付加された『完全版』も面白く、こちらも見る価値ありです。 ©Twentieth Centur...
クリーチャー・メカ

【駄作】エイリアン3_絶望的につまらないシリーズ最低作(ネタバレあり・感想・解説)

(1992年 アメリカ)再評価する向きも一部であるようなのですが、それは後に巨匠になったデヴィッド・フィンチャー監督作品ということで肯定的な視点が加わっただけで、作品が不出来であることに変わりはありません。人物描写の不備、アクション演出の悪...
クリーチャー・メカ

【良作】エイリアン2_面白い!かっこいい!見せ場の満漢全席(ネタバレあり・感想・解説)

(1986年 アメリカ)男子たちの「こういうのを見たかった!」が詰まった革命的SF大作であり、しかもそれらを大人の鑑賞に足る映画としてちゃんと成立させていることにキャメロンの天才性があります。視覚効果の品質がやや犠牲にされている点は残念でし...
クリーチャー・メカ

【全6作】ターミネーターシリーズおさらい【何度目の核戦争よ…】

『ターミネーター』は6作品も製作されているのですが、監督もスタジオもバラバラでちょっとややこしくなっています。しかも『ターミネーター3』以降は毎回のように設定がリセットされており、どれとどれが繋がっているのかよく分かりません。そこでシリーズ...
クリーチャー・メカ

【凡作】ターミネーター:ニュー・フェイト_キャメロンがやってもダメだった(ネタバレあり・感想・解説)

(2019年 アメリカ)直近三作品と同じく、ターミネーターの二次創作物という域を越えられておらず、キャメロン自身がやってもこの有様では、もう誰がやってもターミネーターシリーズはうまくいかないのでしょう。ただし、老いたT-800が出ている部分...
クリーチャー・メカ

【凡作】ターミネーター:新起動/ジェニシス_アイデアは凄いが演出悪すぎ(ネタバレあり・感想・解説)

(2015年 アメリカ)シリーズ史上最高とも言えるアイデアのぶち込まれた魅力的な企画だったのですが、大作映画に馴染まないアラン・テイラー監督の凡庸な演出と、シリーズ化前提だったため本作には直接関わらないが、続編のために必要な要素を描いておく...
クリーチャー・メカ

【凡作】ターミネーター4_画だけは最高なんだけど…(ネタバレあり・感想・解説)

(2009年 アメリカ)シリーズの落穂ひろい的な作品であり、ファンによる壮大な二次創作物と考えてみると見応えがかなりあって、世間で言われるほど悪い映画ではないと思います。ただし、ドラマパートの出来の悪さ、キャラクター達の魅力の無さは擁護でき...
クリーチャー・メカ

【良作】ターミネーター3_ジョン・コナー外伝としては秀逸(ネタバレあり・感想・解説)

(2003年 アメリカ)T2で締めた話の続きをやり、いったん変わった歴史を元に戻すという困難な企画であることを考えると、完璧ではないが十分な出来だと言えます。話がよく練られており、前2作が見落としていた点を拾い、論理的におかしかった部分の修...
サスペンス・ホラー

【駄作】目撃_国家権力が泥棒を追い込む話…にしないんかい!(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)一流のスタッフ・キャストが集まった作品なのに、驚くほど面白くない話でした。本作を脚色する際、イーストウッドはゴールドマンに「観客に気に入られるキャラクターは殺さないでくれ」という指示を出し、その結果、大幅な書き直しと...
クライムアクション

【駄作】リーサル・ウェポン4_人種差別的すぎて引く(ネタバレあり・感想・解説)

(1998年 アメリカ)もはやリッグスは最終兵器ではなくなっており、動きのキレもキャラとしてのトゲも完全に失っています。捜査らしい捜査もせず思いついた場所に押しかけているだけなので捜査過程にも面白みがなく、このシリーズの良さは完全に失われま...
クライムアクション

【凡作】リーサル・ウェポン3_リーサル・ウェポンだと思わなければ楽しめる(ネタバレあり・感想・解説)

(1992年 アメリカ)第一作の荒んだ空気に惹かれた私としては、ここまでアットホームになったリッグスには落胆しかありませんでした。ただしアクションを撮ることがうまい人材が集まった作品なので、アクション映画としての見応えはあります。 ©War...
クライムアクション

【駄作】リーサル・ウェポン2/炎の約束_弛みきった続編(ネタバレあり・感想・解説)

(1989年 アメリカ)前作のファンほど、本作の出来に落胆するのではないでしょうか。リッグスの尖った部分が丸くなり、亡くした奥さんに対する思いも薄まってしまったので、前作の良かった部分がごっそりと失われたかのように感じました。前作と切り離し...
クライムアクション

【傑作】リーサル・ウェポン_最高・最良のバディ・アクション(ネタバレあり・感想・解説)

(1987年 アメリカ)オーソドックスなバディ・アクションを核としつつも、荒んだドラマや本物志向のアクションといったディティールが光っており、またクライマックスに向けてきっちりと盛り上がっていくという構成要素の配置もよくできていました。これ...
クライムアクション

【凡作】ペイバック_途中からつまらなくなる(ネタバレあり・感想・解説)

(1999年 アメリカ)前半の荒んだ空気には見応えがあったし、後半もそれだけを切り出せば面白かったのですが、前半と後半の間での断絶がかなり不自然に感じられました。前半の勢いを最後まで維持してくれれば良い映画になったと思うのですが。 あらすじ...
軍隊・エージェント

【良作】U・ボート(劇場公開版)_驚異的な臨場感(ネタバレあり・感想・解説)

(1981年 西ドイツ)ドラマ性の高さと同時に高い娯楽性も維持された理想的な戦争映画であり、非英語圏の作品としては例外的にアカデミー賞の主要部門にノミネートされたという高評価にも納得がいきました。本作にはいろんなバージョンがあるのですが、コ...
SF・ファンタジー

【駄作】シックス・デイ_予見性はあったが如何せんダサい(ネタバレあり・感想・解説)

(2000年 アメリカ)公開時にも鑑賞したのですが、動員力が急激に落ちていた頃のシュワの華の無さや、SF大作風の宣伝とは裏腹にやけに小さな舞台のドラマだったことから特に印象に残らず、17年以上も忘れ去っていました。再見しても感想は変わらず、...
SF・ファンタジー

【良作】コナン・ザ・バーバリアン_血と見せ場たっぷりの快作(ネタバレなし・感想・解説)

(2011年 アメリカ)興行的にも批評的にも大苦戦した作品なのですが、なぜそんなに評判が悪いのか理解できないほど楽しく見応えのある作品でした。日曜洋画劇場で慣れ親しんだ『コナン・ザ・グレート』(1982年)よりも好きかもしれないですね。 コ...
SF・ファンタジー

【凡作】コナン・ザ・グレート_雰囲気は良いが面白くはない(ネタバレあり・感想・解説)

(1982年 アメリカ)雰囲気は素晴らしいし、画面にもインパクトがあり、日曜洋画劇場で放送される度に、なんだかんだ最後まで見せられてしまうようなパワーのある映画でした。これで面白ければなお良かったのですが。セット教により幼少期に両親を殺され...
サスペンス・ホラー

【駄作】コピーキャット_話が支離滅裂(ネタバレあり・感想・解説)

(1995年 アメリカ)本来、緻密さが求められるはずのサスペンス映画なのに、ツッコミどころ満載。しかもド派手な見せ場や行き詰るような攻防戦といったスポットで突き抜けた場面もなかったので、褒められる部分がまったくない完璧な失敗作としてしか映り...
軍隊・エージェント

【傑作】ミッション:インポッシブル/フォールアウト_ここ数年で最高のアクション(ネタバレあり・感想・解説)

(2018年 アメリカ)見せ場には何一つ平凡なものがなく、見せ場と見せ場を繋ぐ物語もスムーズであり、後半に向けて計ったように盛り上がっていく。つまり、理想的なアクション映画ということです。 ©Paramount Pictures IMAXに...
軍隊・エージェント

【凡作】ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション_計ったように盛り下がっていく(ネタバレあり・感想・解説)

(2015年 アメリカ)トムが離陸する飛行機にしがみつくイントロは物凄い迫力で本当に驚いたのですが、そこから見せ場はどんどんスケールダウンしていき、最終的にロンドンでの地味な追っかけっこで終わるという構成のマズさで失敗しています。 ©Par...
軍隊・エージェント

【良作】ミッション:インポッシブル/ ゴースト・プロトコル_面白いけどややこしい(ネタバレあり・感想・解説)

(2011年 アメリカ)トムの常軌を逸したスタントが始まったのは本作から。オリジナリティ溢れるデスウィッシュアクションを高密度のストーリーの中で見せるという本シリーズのフォーマットはようやくここで確立しました。ただし物語が複雑すぎるきらいが...
軍隊・エージェント

【良作】ミッション:インポッシブル3_面白いアクション大作(ネタバレあり・感想・解説)

(2005年 アメリカ)前作・前々作と比較すると格段に面白くなっています。見せ場の連続でストーリーを語り、ギミックは豊富で、肉体だけではなく頭も使い、そしてイーサンはちゃんとチーム戦をやっている。素晴らしいアクション大作だと言えます。 ©P...
軍隊・エージェント

【駄作】ミッション:インポッシブル2_シリーズ随一の駄作(ネタバレあり・感想・解説)

(2000年 アメリカ) 汚い男をかっこよく描くのは天才的なジョン・ウーですが、元からきれいにまとまっている男をかっこよく見せるのは苦手だったようです。本作のトム・クルーズは美しいんだけど、かっこよくはありません。 あらすじ 強力な殺人ウィ...
軍隊・エージェント

【凡作】ミッション:インポッシブル_話が分かりづらい(ネタバレあり・感想・解説)

(1996年 アメリカ)話が複雑な割に謎解きの面白さが伴っておらず、見せ場の数が多いわけでもなく、実はあまり面白くない映画。ただし国際的な諜報戦という「スパイ大作戦」らしい趣がもっとも残っているのが本作なので、このパリっとした雰囲気自体を味...
雑談

【まとめ】主人公が頼りなさすぎる映画トップ5【ヒーロー(笑)】

主人公が危機に陥ったり、どうやっても勝てそうにない敵や状況が出現したりで観客をハラハラさせることが映画の基本なのですが、これが行き過ぎると主人公が頼りなく見えるという別問題が発生します。今回は、そんな問題が発生してしまった作品を紹介します。...
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