クライムアクション

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【凡作】暗殺者(1995年)_ランボーvsデスペラードは後半失速(ネタバレあり・感想・解説)

(1995年 アメリカ)警察を軽くあしらうほどの暗殺者達の実力、卓越した技能と頭脳を駆使した応酬戦が描かれる前半部分は素晴らしい出来だったのですが、ラストに向けて計ったようにつまらなくなっていくという残念な映画でした。見る価値はあるのですが...
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【凡作】ブローン・アウェイ/復讐の序曲_ドラマとアクションのブレンドに失敗(ネタバレあり・感想・解説)

(1994年 アメリカ)後のオスカー俳優を複数人配置したゴージャスなサスペンスアクション大作なのですが、監督の演出力不足からかドラマを有効に描けておらず、演技派を配置した大人の娯楽作という企画意図は実現できていませんでした。クライマックス付...
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【凡作】マキシマム・ブラッド_満身創痍で戦うヴァンダム(ネタバレあり・感想・解説)

(2014年 カナダ)暴力に明け暮れた人生を後悔しながら生きるヴァンダムの老兵感がよく、ロートル最後の戦いというテーマは生きていました。他方で、複雑な家族関係や信仰と暴力といった本編中に散りばめられたテーマは全然活きておらず、シンプルなバイ...
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【良作】交渉人(1998年)_理想的なサスペンスアクション(ネタバレあり・感想・解説)

(1998年 アメリカ)本作ほどサスペンスとアクションが調和した作品は珍しいのではないでしょうか。スリル溢れるサスペンスがしっかりと存在感を示しており、アクションは従たるものというバランスが良く、また演技のできる俳優を大勢配置したことでキャ...
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【良作】ロックアップ_スタ版ショーシャンクの空に(ネタバレあり・感想・解説)

(1989年 アメリカ)興行的に低迷した作品ではあるのですが、地味ながらも堅実な作風でスタローン関連作中でも上位に入る作品です。男のドラマや痛みを伴うバイオレンスを余すことなく描いたジョン・フリン監督と、ガサツなようでいて実は論理的な物語を...
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【凡作】沈黙の要塞_セガールの説教先生(ネタバレあり・感想・解説)

(1994年 アメリカ)セガールのナルシシズムが全開になった作品であり、相当イタい内容でした。ただし企画はそれなりに考えられており、セガールがくっつけた余計な尾ひれを度外視すれば、ある程度は楽しめるアクション映画となっています。 ©Warn...
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【凡作】ウォリアーズ_意外とヌルイ逃走劇(ネタバレあり・感想・解説)

(1979年 アメリカ)キャラ立ちしたギャングチームなど見るべき点は多い作品なのですが、肝心の逃走劇が意外とヌルくて、乱闘になればウォリアーズがことごとく勝利し、小休止も入ります。敵に捕まればどえらい目に遭わされるという緊張感をもっと高めて...
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【凡作】60セカンズ_善良な犯罪者の映画に良作なし(ネタバレあり・感想・解説)

(2000年 アメリカ)善良な心をもった犯罪者しか出てこない犯罪映画なので、全体的にパンチに欠ける出来でした。加えて見せ場の数も不足しており、犯罪映画としてもアクション映画としても成功していません。 ©Touchstone Pictures...
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【良作】コン・エアー_突き抜けて偉業の域に達したバカ映画(ネタバレなし・感想・解説)

(1997年 アメリカ)決して真面目に見る映画ではないのですが、作り手側もそれは織り込み済の上で、より派手により面白くを追及して作られた作品なので、頭空っぽにして破壊を楽しむアクション大作としては実によくできています。 © Buena Vi...
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【良作】フェイス/オフ_濃厚コッテリなジョン・ウー総決算(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)ジョン・ウーの過剰な演出とハリウッド資本が見事な連携を見せたアクション大作。見せ場は目を見張るほどド派手なのですが、それらすべてのアクションは登場人物の感情表現として機能しており、かつてないほどエモーショナルなアクシ...
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【駄作】DENGEKI 電撃_セガールをワイヤーで吊っちゃダメ(ネタバレあり・感想・解説)

(2001年 アメリカ)セガールの良さを完全に殺したダメ映画。雑魚を千切っては投げるセガール無双はないし、セガールをワイヤーで吊って本物志向の彼のアクションを台無しにしているし、危機に陥るはずのないセガールで誰が敵だか分からない本格ミステリ...
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【駄作】スピード2_驚くべき失速ぶり(ネタバレあり・感想・解説)

(1997年 アメリカ)キャラクター、アクション共に後退したガッカリな続編でした。またユーモアとスリルのバランスも崩れており、監督や俳優が笑いを取ろうとする度に観客の舌打ちが聞こえてきそうな内容となっています。クライマックスの豪勢な見せ場こ...
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【良作】スピード_簡潔で面白いアクション映画の理想形(ネタバレなし・感想・解説)

(1994年 アメリカ)密度の濃いアクションと簡潔だが好感の持てるキャラ描写と、アクション映画としての過不足がまるでない理想的な仕上がりとなっています。誰が見ても面白いと思える作品ではないでしょうか。 ©Twentieth Century ...
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【凡作】バッドボーイズ フォー・ライフ_楽しげな雰囲気の割に笑いどころが少ない(ネタバレあり・感想・解説)

(2020年 アメリカ)もともとこのシリーズとの相性は悪かったのですが、世界的に好評な本作もやはりダメでした。明らかに笑わせにきている会話でまったく笑えなかったし、捜査の過程も雑で面白みに欠けました。ビジュアルの面白さだけは維持されているの...
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【駄作】ゴリラ_爆破はノワールをかき消す(ネタバレあり・感想・解説)

(1986年 アメリカ)それなりにきちんとした犯罪ノワールの脚本を、どうやっても危機には陥らなさそうなシュワが台無しにした映画。加えてアクションのキレもなく、見るべきところのまったくない駄作となっています。 あらすじ 元FBI捜査官で、現在...
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【良作】レオン_燃えるアクションと秀逸なドラマ(ネタバレあり・感想・解説)

(1994年 フランス・アメリカ)アクションとドラマが絶妙に絡み合った良作です。ただし完全版は蛇足。劇場版のリリースが止まっていて出来の良い方のバージョンを容易に見られない状況がしんどいのですが、TSUTAYAに行けば運よく出会えるかもしれ...
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【凡作】沈黙の断崖_クセが凄いがそれなりに楽しめる(ネタバレなし・感想・解説)

(1997年 アメリカ)ウェスタンの王道を踏まえた安定感のあるストーリーと、いつものセガール映画が組み合わされた、セガール好きなら相応に楽しめる作品でした。ただし本作辺りからセガール作品にも予算がつかなくなり、『沈黙の戦艦』(1992年)や...
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【駄作】リーサル・ウェポン4_人種差別的すぎて引く(ネタバレあり・感想・解説)

(1998年 アメリカ)もはやリッグスは最終兵器ではなくなっており、動きのキレもキャラとしてのトゲも完全に失っています。捜査らしい捜査もせず思いついた場所に押しかけているだけなので捜査過程にも面白みがなく、このシリーズの良さは完全に失われま...
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【凡作】リーサル・ウェポン3_リーサル・ウェポンだと思わなければ楽しめる(ネタバレあり・感想・解説)

(1992年 アメリカ)第一作の荒んだ空気に惹かれた私としては、ここまでアットホームになったリッグスには落胆しかありませんでした。ただしアクションを撮ることがうまい人材が集まった作品なので、アクション映画としての見応えはあります。 ©War...
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【駄作】リーサル・ウェポン2/炎の約束_弛みきった続編(ネタバレあり・感想・解説)

(1989年 アメリカ)前作のファンほど、本作の出来に落胆するのではないでしょうか。リッグスの尖った部分が丸くなり、亡くした奥さんに対する思いも薄まってしまったので、前作の良かった部分がごっそりと失われたかのように感じました。前作と切り離し...
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【傑作】リーサル・ウェポン_最高・最良のバディ・アクション(ネタバレあり・感想・解説)

(1987年 アメリカ)オーソドックスなバディ・アクションを核としつつも、荒んだドラマや本物志向のアクションといったディティールが光っており、またクライマックスに向けてきっちりと盛り上がっていくという構成要素の配置もよくできていました。これ...
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【凡作】ペイバック_途中からつまらなくなる(ネタバレあり・感想・解説)

(1999年 アメリカ)前半の荒んだ空気には見応えがあったし、後半もそれだけを切り出せば面白かったのですが、前半と後半の間での断絶がかなり不自然に感じられました。前半の勢いを最後まで維持してくれれば良い映画になったと思うのですが。 あらすじ...
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【凡作】バッドボーイズ2バッド_無駄と重複だらけ(ネタバレなし・感想・解説)

(2003年 アメリカ)マイケル・ベイがアクションを世界一かっこよく撮る監督であることは明らかで、100分程度の上映時間でアクションのコラージュをすればB級アクション映画史上の傑作になっていたかもしれません。 しかし実体は147分というアク...
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【駄作】バッドボーイズ_スベりっぱなし(ネタバレなし・感想・解説)

(1995年 アメリカ)映画としては全然面白くありません。特にギャグのスベり方は致命的で、こんなダラダラした話で1時間59分の尺はかなりしんどかったのですが、装飾過多のベイのアクションのみ見応えがありました。 ©Columbia Pictu...
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【凡作】ガントレット_インパクトはあるが大味すぎる(ネタバレあり・感想・解説)

(1977年 アメリカ)シンプルだが力強いドラマとインパクトのある見せ場があって、見応えは十分でした。ただしあまりにも細部の詰めが甘く、かと言ってバカ映画として割り切って見られるような愛嬌もなく、不満も結構残ります。 ©Warner Bro...
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【凡作】ザ・チェイス_優秀なキャラクター劇とイマイチなアクション(ネタバレあり・感想・解説)

(1994年 アメリカ)脱走犯のジャックは、給油のために立ち寄ったガソリンスタンドで警官に追い込まれ、咄嗟の判断でその場に居た女性を人質に取って急場を逃れたが、その女性が有名な大富豪の娘だったことから、騒ぎは急激に拡大していく。 ©20th...
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【凡作】コブラ_願わくば話がもっと面白ければ(ネタバレあり・感想・解説)

(1986年 アメリカ) コブラのキャラだけは良かったのですが、彼に見合うだけの敵を作ることも、観客を没入させるだけの物語の構築できておらず、90分に満たないコンパクトな映画でありながら中盤では退屈さすら感じました。 © 1986 - Wa...
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【凡作】クリフハンガー_見せ場は凄いが話が悪い(ネタバレあり・感想・解説)

(1993年 アメリカ)本当に雪山で撮るしかなかった時代の映画なので、アクションの迫力が違います。加えて見せ場のバリエーションも多くて飽きる暇がなかったのですが、人間ドラマは意図したとおりに流れておらず、作品のクォリティを下げています。 ©...
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【凡作】ラスト・アクション・ヒーロー_金と人材が裏目に出ている(ネタバレあり・感想・解説)

(1993年 アメリカ)ミニマルなパロディ映画として作っていれば相当楽しい映画になったはずなのに、企画のサイズを逸脱した予算と人材を与えられたことから、どんどん方針を違えていったことに失敗の原因はあります。あるプロジェクトがいかにして失敗す...
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【駄作】リトルトウキョー殺人課_彼女を見捨てて修行するドル(ネタバレあり感想)

(1991年 アメリカ)日本の描写がおかしいことで有名な映画なのですが、日本以外の描写もおかしく、そもそも映画として成立していないように思いました。 ©Warner Bros. あらすじ ロス市警のアジア特捜隊に所属するケナー刑事は、日本産...
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